「この作品は僕とファンたちによる初のコラボ」― 祝！来日決定！ニーヨ最新インタビュー

Special

Ｎｅ－Ｙｏ

>ニーヨ最新インタビュー

　これまでにグラミー賞3度受賞、全世界でトータル・セールス1,000万枚以上を誇る“キング・オブ・R&Bポップ”ことNE-YO（ニーヨ）。そんな彼の6枚目となる最新作『ノン・フィクション』は、SNSで募集したラヴ・ストーリーを元に制作されたコンセプト・アルバムとなっている。全米では1月27日に（日本盤は1月28日）リリースされ、米ビルボード・アルバム・チャートで初登場5位を記録、アルバムを引っさげた来日公演も決定したばかりのニーヨに話を訊いた。

どんなジャンルも存在し続けるためには、
発展、成長、拡大してかなければならない

▲ 「She Knows ft. Juicy J」 MV

??今作で、ファンにソングライティングのプロセスに参加してもらったのはなぜですか？

ニーヨ：彼らが語るのは普遍的なストーリーだから―僕ら男性が日常的に経験していることで、女性もこれまでその経験の一部になったことがあるはずだ。アルバムを通じてこれらのストーリーに耳を傾け、自分が実際に体験しているかのように感じて欲しい。このアルバムを作る上で一番困難だったのは、自分の姿を鏡で映し出し、自己分析することだった。自分が間違ったことをした時にそれを恐れず、間違いを認めること。多くの男性は、それが出来ない。R&B界において、男が言いたくないことや言えないことを代弁するのが、僕の役割だと感じている。

??ニーヨ自身の経験はどれぐらいアルバムに反映されていますか？そしてどれぐらいがファンの経験に基づいたもの？

ニーヨ：半々ぐらい。自分のストーリーを語りたいのはわかっていたけど、普通にアルバムを出すのではなく、もう少し特別なものにしたかった。この作品は僕とファンたちによる初のコラボであって、これで最後にはならないと思ってる。

??『ノン・フィクション』はコンセプト・アルバムですが、ファンがこの作品を聴いた時に単純に曲を集めた作品ではなく、一環したプロジェクトとして捉えると思いますか？

ニーヨ：どうかな。みんなの集中力が無くなりつつあり、20秒で聴き手の興味を引けなければ、すぐに次に移ってしまう、って最近よく言われるのは分かってる。でも、ペースを落してでも細部まで注目する価値のある作品を与えれば、そうしてくれると信じているよ。

▲ 「Congratulations」 (Audio)

??近年R&Bはローポイントにあると言われていますが、そんな現状についてどう思いますか？

ニーヨ：新たなトレンドが生まれ、それに人々は飛びつき、好むようになるけど、また次のトレンドが生まれたら、そっちへ行ってします。R&Bのコアは不滅で、そこに僕は焦点を置いている。僕は、FKAツイッグスもザ・ウィークエンドも好きだ―ああいうアンビエントなR&Bは好みだからね。良い音楽と悪い音楽しか存在しない世の中へ近づくため、ジャンルの境界線を打ち破る“闘い”に必要な“戦士たち”だと思う。どんなジャンルも存在し続けるためには、発展、成長、拡大してかなければならない。R&Bが成長していることは問題じゃないし、むしろウェルカムだ。

??そして、アルバムに伴う映画の制作に取り掛かっているそうですね。

ニーヨ：本来、映画というのはストーリーから成る。これらの曲を聴いて、登場人物、シーン、シチュエーションを思い浮かべて欲しいんだ。その方が、アルバムを聴く時にベターな体験になると思うからね。

Q&A by Gail Mitchell / 2015年2月3日 Billboard.com掲載

"Coming With You" Music Video

来日公演情報

【NE-YO
NON-FICTION JAPAN TOUR 2015】

横浜：2015年3月30日(月）　パシフィコ横浜国立大ホール
INFO: http://www.creativeman.co.jp/artist/2015/03neyo/

【PITBULL rules Springroove 2015】

スプリングルーヴにも出演！
名古屋：2015年3月26日（木）　日本ガイシホール
千葉：2015年3月27日（金）　幕張メッセ国際展示場
神戸：2015年3月28日（土）　神戸ワールド記念ホール
INFO: http://www.springroove.com/15/