2021/05/11
故DMXのニュー・アルバム『Exodus』が、現地時間2021年5月28日にデフ・ジャム・レコーディングスよりリリースされることが明らかになった。彼の長年のコラボレーターであるスウィズ・ビーツが、全て新曲からなる今作のエグゼクティブ・プロデューサーとプロデューサーとしてクレジットされている。
心臓発作で病院に搬送され、現地時間4月9日に50歳で死去した故DMXについて、スウィズ・ビーツは声明で「俺のブラザーXは、自分がこれまで出会った誰よりもピュアでレアな魂の持ち主だった」と振り返り、「彼は家族と音楽に人生を捧げながら生きた。何よりも、彼は物惜しみせず、計り知れないほどファンを愛していた。このアルバムは、Xが世界中のファンに聞いてもらうことが持ちきれなった作品であるとともに、自分を無条件で支えてきてくれた一人一人をどれだけ大切に思っていたかを示すものでもある」と述べている。
DMXがデフ・ジャムより作品を発表するのは、2003年の『グランド・チャンプ/Grand Champ』以来で、実に18年ぶりとなる。『Exodus』は、彼の息子の一人エクソダス・シモンズの名前を冠しており、声明によると償いがテーマとなっているそうだ。アートワークは、過去にDMXと何度もタッグを組んだ写真家のジョナサン・マニオンが手がけている。
故DMXは、生前に全世界で7400万枚以上のアルバム・セールスを記録している。また、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”とR&B/ヒップホップ・チャート“Top R&B/Hip-Hop”で、デビュー作『イッツ・ダーク&ヘル・イズ・ホット/It's Dark And Hell Is Hot』(1998年)、『フレッシュ・オブ・マイ・フレッシュ、ブラッド・オブ・マイ・ブラッド/Flesh of My Flesh, Blood of My Blood』(1999年)、『そして、Xが残った…/...And Then There Was X』(2000年)、『ザ・グレート・ディプレッション/The Great Depression』(2001年)、『グランド・チャンプ』(2003年)が初登場1位をマークしており、両チャートにて5作連続で首位発進した唯一のアーティストとなっている。
5/28 EXODUS THE ALBUM IS COMING LONG LIVE THE DOG @DMX .......... pic.twitter.com/cNluWbm0SI
— SWIZZ BEATZ (@THEREALSWIZZZ) May 10, 2021
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