2010/06/21
"80年代以降、世界中で愛されてきた歌姫KYLIE MINOGUEが、全米キャリアにおける3度目の本格的なブレイクを狙い再始動。先週金曜日、うだるような暑さのNYに到着した彼女は、世界最高のポップ・ダンスのスーパースターとしての地位を再構築するべく、1年に及ぶ全米での旅をゲイ・クラブ“SPLASH CLUB”でスタートさせた。
当初は最新シングルの「ALL THE LOVERS」と、全米で7/6にASTRALWERKSレーベルから(イギリスでは1日早い7/5にPERLOPHONEから)リリースされる11作目のスタジオ・アルバム『APHRODITE』に収録されている楽曲のスペシャル・メガミックスをお披露目するための訪米予定だった。しかしステージに立ったとき、MINOGUEは自分を崇拝してくれる大勢のファンからの熱い声援に気持ちが高揚して抑えきれなくなったのだとコメントしている。
MINOGUEが20年以上に渡り、ダンス・ポップ・スターとして不動の人気を誇ってきたイギリス、オーストラリア、ドイツ、日本などの国とは対照的に、アメリカでの彼女のコア・ファンは“SPLASH CLUB”などに代表されるゲイ・クラブに基盤が築かれてきた。しかしその間にも、彼女が一般の音楽マーケットにおいて大ブレイクした時期は2度あった。最初は1988年で、まだ20歳だった笑顔いっぱいの歌姫がGERRY GOFFINとCAROLE KINGのナンバー「THE LOCO-MOTION」を大ヒットさせた時だった。この曲の成功で彼女は世界中でスーパースターの地位に登り詰めたが、アメリカに関してはそこまでの領域には到達しなかった。
そして14年後の2002年。前回とは打って変わって妖艶でセクシーなエレクトロ・ポップの歌姫として復活した彼女は、「CAN'T GET YOU OUT OF MY HEAD」を全米シングル・チャートのTOP 10圏内に送り込む活躍を見せ、この曲を含むアルバム『FEVER』は全米だけで110万枚のセールスを記録した。
しかしその後の8年間、MINOGUEは再び低迷期をさまよい続ける状況を強いられてきたのだが、昨年10月からスタートした初の全米ツアーと今回の最新アルバムで3度目の全米ブレイクを手中に収めようとしている。
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