2021/04/25
2021年4月21日公開(集計期間:2021年4月12日~2021年4月18日)のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、櫻坂46『BAN』が405,360枚を売り上げ首位を獲得した。
『BAN』は、前作『Nobody's fault』から4か月ぶりにリリースされた櫻坂46として2作目のシングルであり、表題曲「BAN」はメンバーが出演するイオンカードのCMソングに起用されている。
当週、『BAN』の発売を契機に前作の『Nobody's fault』も前週比1.5倍の売上を上げ、CDセールスの順位を前週の62位から37位に再浮上させたのだが、ここではSoundScanJapanの発売以来週別売上データを用いて前作『Nobody's fault』がどのような売上動向をたどってきたかを振り返ってみる。
『Nobody's fault』はグラフ1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/99331/2 )に示す通り、発売初週に414,024枚を売り上げた後も売上を伸ばし続け、9週目に50万枚を超えてからも順調に累計を積み上げている。2020年12月9日の発売時から2月下旬までの間、オンラインイベントへの応募期間が数回に分けて設定されているためもあって、発売から12週に渡って売上が高水準でキープされている。ここまでは想定の範囲内だ。しかし、イベントによる押し上げがなくなった2021年3月以降も、発売13週目となる3月第1週に740枚、第2週に513枚、第3週557枚と、減少はするものの着実に売上を積み上げていることがわかった。直近4週間の部分をを拡大表示したものがグラフ2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/99331/3 )だ。発売当初でなくこのあたりでCDを購入した人はおそらく新たなファンだと思われ、新規ファンの獲得に成功していることが伺える。
さらにBillboard Japan CHART insightにより、CDをパソコンに取り込んだ回数から算出されるLook UpとCDセールスの推移を比較してみる。(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/99331/4 )CDセールスの順位の下がり方に比べ、Look Upの順位の下がり方はかなり緩やかだ。このグラフは順位の推移だが、CDセールスに比べLook Upの下降が緩やかなことからは、この作品が 友人知人から借りる、レンタルするなどして聴いている、よりライトなファンに広がっている様子が見て取れる。ここでファンになった人たちが次の作品ではコアファンになっていくのか、『BAN』並びに櫻坂46の今後の動向に注目したい。
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