2021/04/16
ノラ・ジョーンズが、2002年にデビューをして以来初めてとなるライブ・アルバム『ティル・ウィー・ミート・アゲイン ~ベスト・ライヴ・ヒット』を本日リリースした。それに伴い、YouTubeでドン・ウォズとの対談映像を公開した。
今回公開になった対談はブルーノートによるインタビュー・シリーズ「ファースト・ルック」の一環で、ブルーノートの社長を務めるドン・ウォズがアルバムをリリースするアーティストの作品への思いをインタビュー形式で紐解くというもの。コロナ渦でアーティストを身近に感じることができなくなったことから、アーティストと一緒に音楽を聴く時間を設けようとオンライン・インタビュー企画としてスタートし、これまでロバート・グラスパー率いるR+R=NOWなど、多くのジャズ・アーティスト達が登場しており、ノラ・ジョーンズは満を持しての登場となった。
本日リリースされた『ティル・ウィー・ミート・アゲイン ~ベスト・ライヴ・ヒット』には2017年から2019年の間に開催されたコンサートの中からノラ本人が特に「お気に入り」というトリオでのパフォーマンスが中心に収録されており、アメリカ、フランス、イタリア、ブラジル、アルゼンチンなど、世界各国での演奏がピックアップされている。「ドント・ノー・ホワイ」、「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」など、彼女の代表作として知られるデビュー・アルバム『ノラ・ジョーンズ(原題:Come Away With Me)』に収録された楽曲から、2019年にリリースされたコンセプト・アルバム『ビギン・アゲイン』に収録の「ビギン・アゲイン」、「フリップサイド」まで、リリース年代に留まらず幅広いラインナップが揃えられ、まさにベスト盤といった内容に仕上がっている。
ジャズ界を代表する2人の対談とあって、見どころはたくさんあるが、対談の中ではドン・ウォズがその豊かな収録曲に触れ「最初のヒット・シングル“ドント・ノー・ホワイ”も入っているね。この曲をライヴで演奏した回数は、おそらく1000回以上になるだろう」とノラ本人に語り掛ける場面も。また、サウンドガーデンやオーディオスレイヴといったマルチプラチナ・バンドの支えたヴォーカリスト、クリス・コーネルへと捧げた「ブラック・ホール・サン」をライブで披露するに至った裏話などにも言及し、「ドント・ノー・ホワイ」をはじめ、ノラ・ジョーンズがこれまでの名曲への思いを明かす貴重な映像となっている。
◎リリース情報
アルバム『ティル・ウィー・ミート・アゲイン ~ベスト・ライヴ・ヒット』
2021/4/16 RELEASE
UCCQ-1139 / 2,860円 (tax incl.)
https://jazz.lnk.to/NorahJones_TWMAPR
Photo: © Vivian Wang
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