2021/04/08
フー・ファイターズのデイヴ・グロールが、『The Storyteller』(ザ・ストーリーテラー)と題された回顧録を出版する。2021年10月5日にDey Street Booksから発売されるこの本には、子ども時代の爆笑失敗談や家族との感動的な瞬間をはじめ、18歳で家を出てミュージシャンとして世界中を飛び回る生活を送るようになってからの体験が記されているとプレス・リリースに記載されている。
具体的には、ニルヴァーナやフー・ファイターズのメンバーとしての活動のほかにも、故デヴィッド・ボウイ、ジョーン・ジェット、イギー・ポップ、ポール・マッカートニーとの思い出、ドラマーとして『サタデー・ナイト・ライブ』で故トム・ペティと共演したこと、ホワイト・ハウスでパフォーマンスを披露したこと、AC/DCとスウィング・ダンスをしたことなど、“愛、笑い、喪失、そして恥ずかしい思いの数々”が収められている。
デイヴは声明で、「僕がやることの全てには、ある共通点がある:ストーリーテリング(物語を語ること)だ。それが楽曲であれ、ドキュメンタリー映画であれ、ページ上であれ、僕は自分の人生における瞬間の数々をシェアしなければならないと常に思ってきた。この性向は、クリエイティブな意味で自分が興奮する大きな部分ではあるけれど、人間としてもそうなのだ」とコメントしている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ツアーができなくなってしまった2020年3月から、デイヴはインスタグラムで“Dave’s True Stories”と題された自伝的シリーズを開始した。このシリーズについて彼は、「話を投稿するたびに自分が感じた褒美のような気持ちは、オーディエンスに向けて楽曲をプレイする時の気持ちと同じだとすぐに分かった。だからどんどん書き続けた。読者からの反応は、どんなアリーナでの拍手にも劣らないほど僕の魂を満たしてくれた。だから僕は、人生で経験した信じられないような、困難な、笑えるような、そして感情を揺さぶるような、そんな全ての体験を吟味して言葉にする時が来たのだと確信した」と綴っている。
彼はさらに、「Dey Street Booksの素晴らしい方々と共に、“The Storyteller”を発表できることを光栄に思い、ワクワクしている。これは“うるさく生きた人生”の思い出のコレクションだ。米ワシントンD.C.の郊外で育った幼少時代から18歳でツアー生活を始めたこと、そしてその後に続いた音楽の数々まで、これらの冒険を世界と分かち合うことができることになった。マイクの後ろから見聞きしたことだ、音量を上げろよ!」と、内容を紹介している。
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