2021/04/05
ザ・ウィークエンドが、紛争が続くアフリカ・エチオピアの飢餓救済のために100万ドル(約1億1,000万円)を寄付した。エチオピア北部ティグライ州では、政府軍と地元政党との衝突が5か月も続いており、市民が殺戮、レイプ、虐待されているとの報告が相次いでいる。この紛争により何千人もの市民が殺され、何百万人が住み慣れた土地を追われる事態となっている。
ザ・ウィークエンド、本名エイベル・テスファイはカナダ生まれだが、両親がエチオピアからの移民だ。そんな彼は、「エチオピアの人々のことを思うと胸が張り裂けそうです。小さな子どもから高齢者まで、罪のない市民が無意味に殺され、恐れと破壊のせいで村ごと立ち退くことを余儀なくされています。私は、国連世界食糧計画を通じて200万食が提供できるよう、100万ドルを寄付します。寄付することが可能な方々はそうしていただけるようお願い申し上げます」と、2021年4月4日にインスタグラムで声明を出した。
ザ・ウィークエンドは、2020年6月にも新型コロナウイルスのパンデミックに影響を受けている人々の支援に同額を寄付しているほか、人種的平等の実現を目指して活動しているNPOに50万ドル(約5,500万円)を寄付した。また、8月にはレバノン・ベイルートで起きた爆発の被害者支援にも30万ドル(約3,300万円)を提供した。
国連世界食糧計画のウェブサイトには、「昨年11月にティグライ州で発生した紛争は、収穫の最盛期と重なっていたため、雇用や収入が失われ、市場が混乱し、食料価格が上昇し、現金や燃料の入手が非常に困難になりました」と記載されており、140万人への緊急食糧支援を目標に掲げている。
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