2021/03/16
『U2:ザ・ヴァーチャル・ロード』として、U2のライブ映像4本が、公式YouTubeチャンネルで48時間限定公開されることが決定した。すべてのライブがYouTube初配信で、そのうち3本は初デジタル配信となる。映像の画質は向上し、音声はリマスターが施されている。
それぞれのライブの配信日は下記の通りで、各日、オープニング・アクトのライブ映像も配信される。
3月17日(水)『ゴー・ホーム~ライヴ・フロム・スレイン・キャッスル』(アイルランド、2001年)※初デジタル配信
3月25日(木)『ライヴ・アット・レッド・ロックス』(米コロラド州、1983年)※初デジタル配信
4月1日(木)『ポップマート~ライヴ・フロム・メキシコ・シティ』(メキシコ、1997年)※初デジタル配信
4月10日(土)『U2 イノセンス+エクスペリエンス ライヴ・イン・パリ』(フランス、2015年)
聖パトリックの祝日に配信されるのは、アルバム『オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド』のツアー【エレヴェイション・ツアー】のクライマックス、2001年9月1日に行われた地元ダブリンのスレイン城に8万人の観客を集めた伝説の凱旋ライブ。1981年にシン・リジーのサポート・アクトとしてここで演奏して以来20年ぶりにヘッドライナーとして登場した。同じダブリン出身のシンガー・ソングライター、ダーモット・ケネディの最新ライブ映像がオープニング・アクトとして配信される。
1983年6月5日に米コロラド州のレッドロックス・アンフィシアターで行われたサード・アルバム『WAR(闘)』のツアーのライブは3月25日に配信される。山の斜面に位置する野外劇場で、雨が降りしきる中の熱い演奏は、U2のライヴ・バンドとしての存在を決定づけた。「サンデイ・ブラッディ・サンデイ」のミュージック・ビデオはこのライヴである。ダブリン出身のバンド、フォンテインズD.C.のライブ映像がオープニング・アクトとして配信される。
アルバム『ポップ』のツアーから、1997年12月3日メキシコのフォロ・ソル・スタジアムで行われたライブは4月1日に配信となる。壮大なステージや巨大なレモン型ミラーボールは、今見ても圧倒されるだろう。メキシコのシンガー・ソングライター、カーラ・モリソンが、オープニング・アクトとしてこの日だけのスペシャルな演奏を披露する。
そして2015年12月7日に行われた、アルバム『ソングス・オブ・イノセンス』のワールド・ツアー最終日パリ公演は4月10日に配信。11月に開催されるはずだったが、パリ同時多発テロ事件により振り替えられた特別なショウで、ゲスト参加したパティ・スミスとの感動的な共演「ピープル・ハヴ・ザ・パワー」も含まれる。フランスのバンドFeu! Chattertonのライブ映像がオープニング・アクトとして配信される。
「どのライブにも思い出はあるが、この4公演は特にそうだ。こうしてまたツアーに出られるのはエキサイティングだ。ヴァーチャル・ロードの不思議な魅力がここにある。ダーモット・ケネディ、フォンテインズD.C.、カーラ・モリソン、Feu! Chattertonが旅を共にしてくれるのは嬉しいことだ」とボノ、ジ・エッジ、アダム、ラリーはコメントしている。
昨年9月、U2の公式YouTubeチャンネルのリニューアルが発表された。ミュージック・ビデオのHDリマスター版(可能な限り4K画質)や未発表映像が順次公開されており、U2の映像に対する革新的なアプローチをあらためて紹介していく場となっている。
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