2013/01/29
ついにこの日がやってきた。1月も終わりに差し掛かった26日、恵比寿ザ・ガーデンホールには、一夜限りのプレミアム・ライブチケットをゲットしたファンが会場を埋め尽くし、“世界No.1メロディ・メイカー”の登場を待ちわびていた。
開演時間ぴったりの18時30分、会場内が暗転しバンドと共に登場したブルーノ・マーズ。
その瞬間会場内は大きな歓声に包まれ、いよいよ【ブルーノ・マーズ プレミアム・ライヴ・イン・トーキョー】が幕を開けた。
スタートは、セカンド・アルバム『Unorthodox Jukebox』から「Moonshine 」「Natalie」と続き、冒頭から繰り出されるエネルギッシュな歌声を目の当たりにした瞬間、今夜のライブが本物のプレミアム公演だと確信する。
2曲を歌い上げ「アリガトウ!トキオー!」とMCを挟み、次に披露したのが「Treasure」。曲調が変わりコーラス、ホーンセクションをはじめバックバンドも更にアグレッシブに加速し始める。曲中でブルーノが膝をつき最前列の観客に向かって「You are my Treasure」と歌うと、会場にため息にも似た歓声があがり、曲の後半では、彼のパフォーマンスに欠かせないバンドとの息の合ったダンスをみると会場もヒートアップ。
4曲目はゆったりとしたレゲエサウンドが心地よい「Show Me」、ブルーノ自らもギターを持ち「Money Make Her Smile 」とトラヴィー・マッコイに提供した「Billionaire」を、ギターソロ交え展開していく。そして息つく間もなく、ファースト・アルバム『Doo-Wops & Hooligans 』から、原曲より少しアップテンポの「Marry You」が歌い出されると、会場内からは歓声に混ざり大合唱が巻き起こった。その後「If I Knew」、そして拡声器を持ったパフォーマンスが印象的だった「Runaway Baby」と一気に突き進む。
一呼吸を置き、ブルーノ・マーズがアコースティック・ギターで静かにメロディーを弾きはじめると、会場の空気が一変。映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPART1』のサウンドトラックのリード曲でもある「It Will Rain」を、次の曲「When I Was Your Man」では、ピアノの弾き語りで切ない恋愛を歌い上げ、メロディ・メイカーとしての多彩ぶりを実感する瞬間でもあった。
ライブも終盤に差し掛かり、「トウキョウ!アー・ユー・レディ!!」「この曲は僕もお気に入りだけど、みんなも好きだよね!」と6週連続全米No.1に輝いた「Locked Out Of Heaven 」のイントロが流れた瞬間、観客も手を挙げて体全体で答える。
「今日はありがとう!約束するよ、日本にまた戻ってくる。」そう言ってラストの曲、
ブルーノ・マーズの代表格でもある「Just The Way You Are 」では、観客にマイクを向け会場全体を一つにしていく。ライブの終わりを惜しむかの様に観客も声を上げ、終わらないでほしいという思いが、この日最高潮の盛り上がりを見せ、プレミアムな夜は幕を閉じた。
初の来日公演は約70分のステージで、ファンにとってはもっともっと聞きたい楽曲、名曲がたくさんあったに違いない。私もその一人だ。それだけ彼が新作『アンオーソドックス・ジュークボックス』を含め2枚のアルバムで、世界中を魅了してきたかが伺える。彼が話しているように、また日本に戻ってきてくれる日を心待ちにしよう。
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