2021/02/26
1990年代のデヴィッド・ボウイのライブ・アルバム6枚をフィーチャーした貴重なライブ・アルバム・シリーズ『ブリリアント・ライヴ・アドヴェンチャーズ』からの第5弾作品となるアルバム『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』がCDと2枚組アナログ盤で2021年3月12日に発売される。
シリーズ第5弾作品『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)(原題: Something In The Air (Live Paris 99))』は、12曲の未発表ライブ音源とアルバム『アワーズ…』からリリースされたシングルのB面曲として使用されていたライブ音源3曲を含む全15曲からなる、1999年10月14日にフランス・パリにあるエリゼ・モンマルトル劇場にて行われたパフォーマンスの模様を収録したライブ作品だ。
完全生産限定のCDと2枚組LPで発売となるこの作品は、他のシリーズ作品同様、デヴィッド・ボウイのオフィシャル・ストアとワーナー・ミュージック・グループのダイレクト・ストアのみの発売となり、ここ日本でも本日2月26日午前10時よりワーナーミュージック・ダイレクトにて予約注文が開始している。CD、2LPともに限定生産商品のため、在庫が終了し次第販売終了となる。
『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』に収録されているライブが行われた1999年10月14日は、ボウイにとっても非常に重要な日となっており、その日の昼、彼はフランス文化省から芸術文化勲章(Commandeurs of the Ordre des Arts et des Lettres)を授与された。
エリゼ・モンマルトル劇場でのこのパフォーマンスは、アルバム『アワーズ…』に伴う7日間という短いツアーの一環として開催されたもの。この限定された日程のみで行われた特別なツアーのために、ボウイは今までに発表してきた過去曲を掘り下げたセットリストを用意し、観客に大きな印象を与えたライブとなった。1966年にシングルとして発表して以降、30年以上もの間ライヴで披露されることがなかった「キャント・ヘルプ・シンキング・アバウト・ミー」や、1976年のアルバム『ステイション・トゥ・ステイション』に収録されていた楽曲で、23年間ライブで披露されることのなかった「ワード・オン・ア・ウイング」、1974年以降ライブのセットリストに入ることのなかった「ドライヴ・インの土曜日」(1973年のアルバム『アラジン・セイン』収録)といったレアな楽曲の他、『アワーズ…』収録の「サムシング・イン・ジ・エアー」のライブ・デビューとなるパフォーマンスが収録されているのだ。
『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』はエリゼ・モンマルトルでの公演をライブ・レコーディングしたもので、マーク・プラティがミックスを担当した。ボウイのバックを固めるのは、ギターのペイジ・ハミルトン、ベース/ヴォーカルのゲイル・アン・ドーシー、ギターのマーク・プラティ、ドラムのスターリング・キャンベル、ピアノ/キーボード/シンセサイザーのマイク・ガーソン、そしてバッキング・ヴォーカルのエム・グライナーとホリー・パーマーというメンバーだ。
◎リリース情報
アルバム『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』
2021/3/12 RELEASE
<トラックリスト>
01. Life On Mars? / 火星の生活
02. Thursday's Child / サーズデイズ・チャイルド
03. Something In The Air / サムシング・イン・ジ・エアー
04. Word On A Wing / ワード・オン・ア・ウイング
05. Can't Help Thinking About Me / キャント・ヘルプ・シンキング・アバウト・ミー
06. China Girl / チャイナ・ガール
07. Always Crashing In The Same Car / いつも同じ車で
08. Survive / サヴァイヴ
09. Drive-In Saturday / ドライヴ・インの土曜日
10. Changes / チェンジズ
11. Seven / セヴン
12. Repetition / レピティション
13. I Can't Read / アイ・キャント・リード
14. The Pretty Things Are Going To Hell / プリティ・シングス・アー・ゴーイング・トゥ・ヘル
15. Rebel Rebel / 愛しき反抗
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