2021/02/18
米版エル2021年3月号の表紙に登場したFKAツイッグスが、交際していたシャイア・ラブーフから虐待されていたと昨年12月に提訴した件について、特集インタビューで語っている。
交際中の虐待は“カエルが徐々に茹で殺されるような”状況だったという彼女は、「生きて切り抜けられたのは奇跡だった」と述べ、助かったのは純粋に運だったと振り返っている。
彼女は、「運だったと思う。正直、“力を振り絞った”とか“光明が見えた”とか言えたらいいのにと思う。“私の気質の強さの証しです”とか、“母にそう育てられました”とか言えたらいいのにって。そんなことじゃなかった。あんな状況に今自分がいないのは、純粋に運だ」と語っている。
彼女によると、ラブーフは『ザ・タックス・コレクター』(2020年公開)の役作りのために野良犬を撃っていたと彼女に自慢したり、ある時から寝室に銃を保管するようになったことから、夜中にトイレに行くことすら“撃たれるのでは”と怖くなったという。「“彼に撃たれた場合、何らかの捜査が行われるだろうし、(捜査官たちは断片的な情報を集めて)理解するだろう。手掛かりを残しておかなければ”と思うようになった」と彼女は明かしている。
こうした中、彼女は2019年初期にセラピーに通うようになり、このセラピストの助言によりようやくラブーフとの関係から脱出する計画を立てられるようになった。最初に試みた時は、彼が予期せずに帰宅し、ひどく叱りつけられたために失敗してしまったが、徐々に彼と距離を置くようになり、2019年5月に始まる予定だったツアーを口実に完全に関係を絶つことができた。
コロナ禍で、虐待を受けている相手と家にこもりきりになっている被害者がたくさんいるだろうということに思い至ったことで、「名乗り出て自分の経験を語るべきだと気付いた」とFKAツイッグスは語っている。
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