2021/02/14
2021年2月15日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、SKE48『恋落ちフラグ』が196,556枚を売り上げ首位を獲得した(集計期間2021年2月1日~2021年2月7日)。
『恋落ちフラグ』は、前作『ソーユートコあるよね?』から1年ぶりにリリースされた27枚目のシングル。1期生としてグループ発足当時からSKE48を牽引し続け、卒業が決定している松井珠理奈にとってはラストシングルとなる。
ここでは『恋落ちフラグ』、『ソーユートコあるよね?』の初週の販売動向について、SoundScanJapanの地域別データを用いて調査した。比較のために2021年年間の全シングルの地域別売上比率も載せている。グラフ(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/97008/2 )に示す通り、シングル全体では関東地方50.1%、近畿地方13.3%、中部地方9.9%と続き、人口と店舗の多い地方ほど高い比率となっているが、SKE48『恋落ちフラグ』は中部地方が38.9%と一番高く、関東地方34.0%、近畿地方8.8%となっている。中京圏を中心に活動するSKE48としては順当な結果に見えるが、前作『ソーユートコあるよね?』では中部地方が43.5%を占めており、比較すると4.6%比率が下がっていることがわかる。関東地方も前作37.5%から今作は34.0%に下がり、それ以外の地方が相対的に比率を上げる結果となった。
『ソーユートコあるよね?』発売当時はまだ新型コロナウイルスが蔓延する前で発売記念イベントなども開催できていたが、『恋落ちフラグ』発売時点ではコロナ禍でリアルイベントが難しい状況にあるため、イベントによる需要を実店舗に取り込めなかったと思われる。それでも全シングルの比率で分かる通り一般的には中部地方の比率が9.9%であるところを考えると、38.9%という比率は充分に高いと言える。イベントはオンラインに移しつつも、劇場での公演や地元のテレビ、ラジオへの出演など、地域性を大切にした活動が投影されていると言えよう。
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