2021/02/12 11:50
現地時間2021年2月10日、今年の【ロックの殿堂】入りのノミネート・アーティスト16組が発表され、史上最も性別の垣根を超えた候補リストとなった。
今回ノミネートされたのは、メアリー・J.ブライジ、ケイト・ブッシュ、ディーヴォ、フー・ファイターズ、ゴーゴーズ、アイアン・メイデン、ジェイ・Z、チャカ・カーン、フェラ・クティ、LL・クール・J、ニューヨーク・ドールズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、トッド・ラングレン、ティナ・ターナー、ディオンヌ・ワーウィックとなった。
ノミネートされた16組のうち7組が女性で、そのうちキャロル・キングは<非演奏者部門>で、ティナ・ターナーはアイク&ティナ・ターナーとして過去に【ロックの殿堂】入りを果たしている。しかし、二人ともソロとして大成功を収め、キャロル・キングの名盤『つづれおり』とティナ・ターナーの復帰作『プライヴェート・ダンサー』の影響力は10年ごとに大きくなり続けている。またフー・ファイターズのデイヴ・グロールは、以前にニルヴァーナのメンバーとして【ロックの殿堂】入りをしている。
【ロックの殿堂】は、デビューから25年以上のミュージシャンが選出対象となる。今年選出対象となった、ハードロックの大御所フー・ファイターズと東海岸のヒップホップ界の象徴であるジェイ・Zは、対象初年度にノミネートされている。この2組に加え、ニュー・ウェイヴのヒットメーカーのゴーゴーズ、ブリティッシュ・ヘヴィメタルの重鎮アイアン・メイデン、ヒップ・ホップ/ソウルのクイーンであるメアリー・J・ブライジ、アフロビートの先駆者フェラ・クティ、ソウル・ポップ・ヴォーカルの名歌手ディオンヌ・ワーウィックの5組が、今回初めてノミネートされた。
他にもヒップホップの先駆者であるLL・クール・Jが6度目、ソウル・ファンクの大御所であるチャカ・カーンが7度目(ソロとして3度、ルーファス&チャカ・カーンとして4度)のノミネートとなった。
殿堂入りは、世界各国の音楽関係者による投票で決定するが、一般投票でTOP5にランクインしたアーティストにはファン投票として1票ずつ上乗せされる。投票は【ロックの殿堂】の公式サイトから行うことが可能だ。
2020年は新型コロナウイルスのパンデミックのため、デペッシュ・モード、ナイン・インチ・ネイルズ、ノトーリアス・ B.I.G.、ホイットニー・ヒューストン、T・レックス、ドゥービー・ブラザーズが、ヴァーチャル・セレモニーで【ロックの殿堂】入りをした。
Congratulations to the #RockHall2021 Nominees! Read more about this list and the 2021 Induction at https://t.co/iL9HlcGbDd pic.twitter.com/HWaQzuPsS3
— Rock Hall (@rockhall) February 10, 2021
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