2021/01/20
ドナルド・トランプ米大統領が、任期最終日となった現地時間2021年1月19日に、リル・ウェインとコダック・ブラックを含む100人以上の人々に恩赦を与えたことが明らかになった。他にも、自身の元側近で首席戦略官を務めたスティーブ・バノン、 元米デトロイト市長のクワメ・キルパトリックが恩赦対象となったが、ウィキリークスのジュリアン・アサンジや元CIA職員のエドワード・スノーデンの名前はリストになかった。
リル・ウェインことドウェイン・マイケル・カーター・ジュニアは、2019年12月に米マイアミへプライベート・ジェットで向かった際に銃の不法所持で起訴されており、2020年12月に罪を認めていた。彼は、2007年にも銃の不法所持で実刑判決を受けており、今月28日に予定されている公判で有罪が確定すれば最大10年の懲役刑が下される可能性があった。
リル・ウェインが、恩赦対象となったのは驚くべきことではないだろう。昨年10月、彼はトランプ大統領との2ショットを公開し、彼の再選を支持したことで非難の的となっていた。その際に「たった今、@realdonaldtrump @potus(トランプ米大統領)との打ち合わせがうまくいった。これまでに彼が進めてきた刑事(司法制度)改革に加え、プラチナ・プランは(ブラック)コミュニティーに実質的な所有権を与えるだろう。(大統領は)我々の意見に耳を傾けてくれて、それを実行できるし、するつもりだと請け負ってくれた」とツイートしていた。
一方、コダック・ブラックことビル・カーン・カプリは、2019年にカナダとアメリカ国境で拘束された際に銃を所持していた容疑を2020年3月に認めたことで現在連邦刑務所に収監されている。
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