2021/01/08
子供の頃からダンサーとしての才能を開花させ、小学3年生でEXPG最年少特待生になるほどの実力を誇り、ダンスボーカルグループ・J☆Dee'Zのメンバーとしても人気を博したMeik。2020年12月26日に生配信ワンマンライブを開催し、2021年の飛躍を誓った。
「私、今日は2020年最後のワンマンライブということで、めちゃくちゃ気合いが入っているんですね。どのスタッフさんよりも早く会場入りしちゃったぐらい気合いが入っていて(笑)、今日は最後の最後まで皆さんとひとつになっていきたい」――グルーヴィンな演奏が光るガールズバンド(ギター、ベース、ドラムス)と男女混合ダンサーを従えて行われた同ライブは、冒頭からMeikの「めちゃくちゃ盛り上がっていきましょう!」という叫び声と共にスタート。感情を爆発させていくダンス&ボーカルは一瞬にして現場の空気を変え、ステージ上の面々や視聴者によるコメント欄を笑顔でいっぱいにしていた。
日本の音楽シーンに幾多数多の女性ダンス&ボーカリストは存在するが、攻撃的なエレクトロダンスナンバーからディスコ&ソウル、バラード、かのブラックビスケッツの名曲「Timing」カバーに至るまでどんなジャンルにおいても、胸の内をすべて吐き出すように歌い踊るそのスタイルは稀有。和製ジェニファー・ロペスとも言えるセンスとクオリティを誇りながら、エモーションの限りを尽くす姿は一瞬にして観る者を鼓舞できる。Meikが「今後のシーンを担っていく貴重な逸材になる」と確信した著者は、ライブ終了後に急遽インタビューを敢行することにした。
この機会にMeikがどんなアーティストなのか、どんな想いで歌い踊り続けているのか、ぜひ知ってもらいたい。
◎Meik終演後インタビュー
--Meikのことをまだ知らない人々に届ける記事に出来ればと思っているのですが、自分ではMeikをどんなアーティストだと思っていますか?
Meik:自分で言うのは、めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど……魂のカタマリですね! ありのままの自分を出したいというか、着飾らずに歌いたいと常々思っていて「ステージ上でヘンに格好付けてしまったらお終い」と心の中で決めているんです。ひとつひとつの楽曲の世界に乗り移って、曲が始まったらその世界の主人公がスパンと降りて来てくれる感覚。演じようとせず、ありのままの魂をぶつけていく。なので、自分では「Meikは、魂のカタマリ」だと思っています。
--実際、今日のライブもすべて振り切ったダンス&ボーカルを披露していましたよね。
Meik:私「今、どんな顔になっているかな?」とか気にしないんです。なので、ライブ写真は大体事故っているんですけど(笑)、ライブではそんな事を忘れてしまうんです。歌もダンスも心の底から爆発して出てきてしまったモノをそのままお見せしたいんですよね。そういうライブのほうがお客さんの心にも入っていけると思うんです。本当にありのままのテンションで、そのままの気持ちを届けていくことが大事なんじゃないかなって。
--そもそもどんな音楽やアーティストの影響を受けて、今の爆発的なライブスタイルが確立されていったんでしょう?
Meik:ダンスは幼稚園の年長さんから始めていて、発表会でマイケル・ジャクソンやジャネット・ジャクソンの楽曲を使うことが多くて、幼い頃からブラックミュージックをあたりまえのように聴いていたんですよね。その影響でどんどんどんどんブラックミュージックが好きになっていって。で、歌を本格的に始めたのは、J☆Dee'Zのメンバーとしてデビューしたタイミングだったんですけど、当時は歌うという事が苦手でパートをもらえなかったりとか、マイクをオフられていたりして(笑)。
--当初は歌が苦手だったんですね。
Meik:それで、ソロに転向したときに「自分らしい歌の伝え方を見つけよう」と考えたんです。歌が上手い人はたくさんいるし、ダンスが上手い人もたくさんいる。じゃあ、私は気持ちで歌を届ける人になろうと思って。もちろん技術的な部分は大事なのですが、それだけに捉われないで、個性的で自分らしくパフォーマンスしていこうと決めたんです。だから私は「恥ずかしい」なんて言ってらんないんですよ。ぜんぶ包み隠さず出していかなくちゃいけない。
--今日のライブを観て、その在り方は稀有だなと思いましたし、今後もっと注目されていくべき人だなと思いました。そこでお伺いしたいのですが、2021年はMeikにとってどんな1年にしたいと思っていますか?
Meik:2020年は新曲のリリース、ツアーやイベントなど活動がぎっしり決まっていて、自分の中で「勝負の年だな」と思っていたんですけど、誰も予想していなかったコロナ禍があって思い通りに活動できなくなってしまった。それで苦しい想いもたくさんしたんですけど、でも、今日のワンマンライブも含めて無観客生配信ライブみたいな挑戦もできましたし、その中で「あ、私はこういうところがあるんだな」ってより客観的に自分を見ることもできましたし、結果的にコロナ禍で進化することができたんですよね。なので、2020年で学んだものをすべて生かして、まだ言えない大きな発表も今後あったりするので、2021年は飛躍の1年にしたい気持ちでいっぱいです! 1000人が観たら、1000人が心動かされるようなアーティストを目指したいですね。
Interviewer:平賀哲雄
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