2021/01/07
MISIAが、映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の主題歌を担当することが決定した。
映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の舞台は、1998年の長野オリンピック。金メダルを獲得したスキージャンプ団体を、陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話が描かれる。作詞作曲は川谷絵音が手掛けており、MISIAと川谷絵音との初のコラボレーション楽曲となっている。
MISIAと川谷は、実は同郷(長崎生まれ)という共通点があり、川谷がMISIAにギター1本で歌った同曲のデモを送ったことがきっかけで今回のコラボレーションが誕生したそうだ。
これまで、2000年代最初の冬季オリンピックでもあったNHKソルトレイクシティオリンピックのテーマソングなども担当しているMISIA。今回の主題歌起用にあたり、企画プロデュースを担当する平野隆は「社会の片隅にいる“舞台裏の英雄たち”への応援歌を、優しく力強く歌い上げて欲しいと思いMISIAさんにオファーをしましたが、今や“コロナ禍の人々”への応援歌にも聞こえます(以下参照)」とコメントしている。映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たちは2021年5月公開。
◎MISIA コメント
長野オリンピックのあのジャンプの瞬間は、私もオンタイムで見ていました。
今回、映画で舞台の裏側を知ったことで、なぜ時間が経った今でも、あの瞬間が心に残っているか理由が分かった気がします。
エンドロールで「想いはらはらと」が流れた時は、選手の方々の話と重なり、胸がいっぱいになりました。
この曲を作詞、作曲してくださったのは、川谷絵音さん。
川谷さんが作ってくださったこの歌を初めて聞いた時は、本当に雪のように、歌が降り積もってきて、それによって心が溶けてきて
素直な気持ちが現れてくるようだと感じ、はらはらと涙が出ました。
そしてこの歌を初めて歌った時、柔らかなメロディーと歌詞なのに、とても細やかに、また複雑に韻が踏まれていることに気づき、すごい方だなと思いました。
この歌の世界観を壊すことなく、そしてこの歌を聞いた方が私と同じように、はらはらと涙をこぼすような歌を歌えていたら嬉しいです。
◎川谷絵音 コメント
MISIAさんは長崎の大先輩であり、大尊敬するミュージシャンです。そんな方に僕の弾き語りで作ったデモを送るという大汗しかかかない出来事を昨日のことのように覚えています。そしてMISIAさんの歌が入った瞬間、曲が魂を持ちました。その魂が映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」の中で弾けるんです。是非それを体感して欲しい。音楽を続けていて良かった、本当に。
◎企画プロデュース 平野隆コメント
この映画の主人公は、オリンピックという輝かしい舞台を、裏方として必死に支えた実在の人物です。
彼は、負けること、叶わないことを知り、自信を失ってしまうこともありました。
でも、選ばれなかったことを知る人こそ、他人が同じ思いをした時に、笑いかけ、そっと背中を支え、押す事ができる。
僕らがそんな想いで映画を作ったのと同じように、MISIAさんにも、社会の片隅にいる“舞台裏の英雄たち”への応援歌を、
優しく力強く歌い上げて欲しいと思い、オファーしました。
この映画はコロナ禍に突入する直前まで撮影していました。春になり公開延期が決定。
そして今改めて聴くと、思い通りに行かない日々を過ごす僕たちのことさえも、そっとそっと背中を押してくれています。
そんな僕らを含め、今や“コロナ禍の人々”への応援歌のようにも聞こえます。
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