2013/01/18 20:00
日本が世界に誇るジャズバンド 渋さ知らズが、1月14日にShibuya O-Eastで大オーケストラ形式の新春ライブを開催。Charaをゲストボーカルに「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」を披露するスペシャルなアクトを行った。
昨年秋にリリースしたアルバム『渋彩歌謡大全』では、遠藤ミチロウ、三上寛、渚ようこ、Sandii、坂本美雨といったゲストボーカルを迎え、昭和の名曲から前出の「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」までを幅広くカバー。子どもから大人まで楽しめる圧巻の1枚を完成させていた彼らだが、この日の演奏者は20人を軽く超える正に“大オーケストラ”仕様だ。中には、久しぶりの参加となった勝井祐二(vn)や、RIZEのKenKen(b)などの姿も。
ライブは前述の『渋彩歌謡大全』収録の「RYDEEN」(オリジナル:Yellow Magic Orchestra)よりスタート。タキシード姿で現れた玄界灘 渡部真一(vo,act)が観客を煽りまくる中、楽曲は途中で渋さ知らズの代表曲「火男」から各プレイヤーのソロプレイへと展開して再び「RYDEEN」に戻るなど、変幻自在のアクトで会場を盛り上げていく。
その全てをコントロールしているのが、ダンドリスト 不破大輔だ。指揮者のように拍子を取りながら指示を出し、時にカンペなども使いながら次の展開を各メンバーに伝える。大合唱が起きる代表曲では観客と共に歌いながら、楽器奏者らと共に代表曲や上記『渋彩歌謡大全』収録曲を次々に畳みかけて祝祭的な空間を作り上げた。
そして終盤、「先日、苗場の山奥で超かわいこちゃんに会ってさ」と渡部が不敵に微笑むと、色鮮やかな羽飾りに赤いドレス姿のCharaがステージに登場する。渋さ知らズとは昨年のフジロックで共演して“奇跡のコラボ”と話題を呼んだが、この日は「甘えてよ」よりコラボステージをスタートさせると、天井から無数のツイストバルーンが降り注ぐ演出の下、お待ちかねの「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」を熱唱。そして自身のライブでも未演奏という「Cocoon」を初披露し、突き抜けるハイトーンを完璧に歌い上げる見事なパフォーマンスで双方のファンを楽しませた。
その後は「ナーダム」や「本多工務店のテーマ」といった渋さ知らズの代表曲でこの日一番の盛り上がりに。なお、アンコールでは誕生日だったCharaが再登場すると会場全員から「ハッピー バースデートゥーユー」が贈られ、最後は「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」の再演で大団円を迎えたのだった。
◎[フル] 渋さ知らズ「一週間」
http://youtu.be/Uz6_vKv1wmg
◎[SPOT] 渋さ知らズ「渋彩歌謡大全」
http://youtu.be/xkXvAZRhQbs
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