2020/12/21 16:10
ニュー・アルバム『マッカートニーIII』をリリースしたポール・マッカートニーが、2020年12月17日に米人気番組『ザ・トゥナイト・ショー』にリモート出演し、新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウン中に生まれたアルバムの制作プロセスについて語った。
妻のナンシーと、娘のメアリーの家族と自主隔離生活を送っているという彼は、「ロックダウンになってしまって、時間を持て余していたものだから、曲のかけらを完成させたりし始めたんだ、自分の楽しみのつもりでね」と説明し、その日に作った曲を家族に聴かせていたと明かしている。そして、「気がつけば11曲ほどできてしまって、“あ、これはアルバムにした方がいいな”って思ったんだよ」と述べている。
50年前にリリースされた『マッカートニー』の裏ジャケットの写真に写っている赤ちゃんがメアリーであることを指摘したポールは、現在フォトグラファーとして活躍している彼女が『マッカートニーIII』の裏ジャケットのポールの写真を撮影したことを明かしている。
また、このアルバムで使われている楽器は全てポールが演奏している。「(楽器の)トレーニングなんて一つも受けたことがないよ。何も。本当だよ」と彼は明かし、「まだ時間はあるから勉強しようかな。レッスンを受けてみるかな。でも誰から受ければいいんだ?」と冗談を述べている。
ポールは他にもサイコロのジャケットの誕生秘話や、いくつかのアルバム収録曲についての制作裏話、そして音楽をSpotifyやラジオなどで聴いていることなどを話している。最新のリリースについては同僚が送ってくれるそうで、「現代のテイストに遅れないようにね」と彼は語っている。
コラボなどをしてみたくはならないのかと聞かれたポールは、「あるよ」と答えつつも、「ときどき向こうからやってくるのを受け入れたりするんだよ」と述べ、カニエ・ウェストとリアーナとの「フォー・ファイヴ・セカンズ」を例に出した。“気に入っている”というこの曲は、カニエからのオファーを受ける形でレコーディングが始まり、スタジオでたまたまポールが弾いていたギターのフレーズをカニエが黙って録音し、その後リアーナのヴォーカルも足して曲にしてから、数か月後にようやく送って来たという逸話を紹介した。この時のことについて彼は、「自分では曲を作っているとは思ってなかったよ」と改めて振り返っている。
また、ボブ・ディランとのコラボ話が持ち上がったこともあるそうだが、「立ち消えになった」と、こちらは実現に至らなかったことを明かしている。
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