2013/01/16
米ソニー・ミュージックエンタテインメントが、マイケル・ジャクソンの未発表曲をダウンロードした2人のイギリス人ハッカーに対する訴訟事件に勝利した。
ジェームズ・マークス(27)とジェームズ・マコーミック(26)は、2011年にソニー・ミュージックがアメリカのサーバーを侵害されたと発表した後に逮捕された。昨年の暮れ、彼らは2度に渡るコンピュータへの不正アクセスを認めており、100時間の社会奉仕をするよう言い渡された。
2人は故マイケル・ジャクソンのビデオやアートワークのほか、未発表の完成曲や歌の一部など、8000近くの音楽ファイルをダウンロードしていたとのこと。また、AP通信によると、名前は明かされていないが他のソニー・アーティストたちもターゲットにされていたそうだ。
イギリス検察局の組織犯罪部門トップ、グレゴール・マクギルは、「非常に熱狂的なマイケル・ジャクソン・ファンである2人は、マイケルのカタログの独占ライセンスを保有しているソニー・ミュージックをターゲットにした。起訴状によれば、彼らは手に入れたファイルが著作権の対象となることを十分認識していながら、ネット上で売ったり、多くのユーザーと楽曲をシェアしようとしていた」と話している。
当局によれば、ソニー・サーバーの初めてのハッキングは、ソニーがデータ配信に従事する人々に発行した電子カードによって可能となったものだったという。ソニー・ミュージックはマイケル・ジャクソン関連の未発表マテリアルをおよそ2億5000万ドル相当分、保有しているとAP通信は伝えている。
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