2011/11/16 00:00
ニューシングル『オキドキ』で初週売上38.3万枚を記録し、AKB48以外の関連グループでは最高記録を樹立。オリコン週間シングルランキングで1位を獲得したSKE48から、中心メンバーの松井珠理奈と桑原みずきに話を訊いた。
11月21日付オリコン週間シングルランキングでは、『オキドキ』と同じく秋元康氏が作詞を手掛けた三代目 J Soul Brothers『リフレイン』が2位に。同一作家による作詞曲が1位2位を独占する24年10か月ぶりの快挙を演出する結果となった。
朗報を受けた松井珠理奈は「本当に嬉しい!」と笑顔だが、同時に周囲の期待感から「次も1位を獲らなきゃ!」という責任感も生まれてきたという。さらには、「まだ“SKE48って何?”って思う方はたくさんいると思うので、(1位獲得という結果で)興味を持ってもらえたら」と、デビュー当時から変わらぬ謙虚さを垣間見せた。
一方、自己最多の1万人を動員した先日の握手会については、なかなか感慨深いものがあったようだ。最初期からSKE48に参加しているふたりには、何とかSKE48の存在を知ってもらいたいと汗と涙を流しながら試行錯誤してきた結成当初の思い出がある。
決して順風満帆ではなかった時代を共に乗り越えてきた彼女たちだからこそ、大きな人気を獲得した今にあっても、真摯な姿勢は揺るがない。会場の規模が大きくなった最近は、後方の観客まで楽しめるようにそれぞれが大きく踊ることを心がけており、全体のダンスを揃えるためのリハーサルも、より入念に行っているという。絶賛される激しく美しいダンスワークの背景には、常に観衆を意識した飽くなき向上心が存在しているのだ。
また、AKB48の最新シングル『上からマリコ』で初選抜の座に着いた桑原みずきだが、ジャケット撮影時には相当緊張したそうだ。というのも、SKE48と比べてスタッフの数も多く、対応が非常に丁寧だったのだとか。「花嫁さんみたいな気分になれるくらい! (SKE48より)大事に扱われました……」と冗談を飛ばした彼女だが、そうした奔放で明るいキャラクター性が、AKB48に新たな刺激を与えることも期待できそうだ。
なお、SKE48は11月26,27日に、ファンからの投票で歌唱曲が決まるリクエスト形式の公演を控えている。本公演では、秋に念願の初オリジナル公演をスタートさせたチームKIIの躍進にも期待がかかるが、チームSに所属する珠理奈と桑原は「負ける訳にはいかない!」と闘志を燃やしている。大きな記録に満足することなく、次の成長に向かって奮闘するその姿は頼もしいばかりである。
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