2013/01/15
カイリー・ミノーグが、25年来のマネージャーであるテリー・ブレイムリー氏と決別したようだ。
カイリーと同様、オーストラリア・メルボルン出身で、現在はロンドンに在住しているブレイムリー氏。めったにインタビューへ応じることはなく、裏方に徹した人物ではあるが、エージェント及びマネージャーとして40年以上もの経験を持つ同氏の手腕は疑いようもない。およそ6500万枚のアルバムセールス、ブリッツ・アワードやグラミー賞含め数え切れないほどの栄誉を得てきたカイリーのキャリアを振り返れば、その実績は明らかだ。
2人のビジネス関係は1987年、カイリーにとっての初シングル『ロコモーション』をリリースしたことから始まった。2002年にロンドンで開催された【ミュージック・マネージャー・フォーラム・ロール・オブ・オナー】の“マネージャー・オブ・ザ・イヤー賞”の指名をはじめ、2003年にはILMCよりベスト・マネージャー賞を授与されているブレイムリー氏は、先日も【アーティスト&マネージャー・アワード】にて“ピーター・グラント特別功労賞”を授与され、大きな名誉を仲間たちに祝ってもらっていた。カイリーもその夜同席しており、同氏はその賞の80%を彼女に捧げたという。
しかし、カイリーは女優としてのキャリアを追求したがっており、音楽活動は二の次に。
そんな中、米ビルボードはブレイムリー氏に接触し、シドニーにいる彼の友人や仕事仲間に宛てたという、あるメールを入手。“決別が穏便に済んだ”ことが綴られたそのメールには、カイリーが音楽業界から去らないであろうことが強調されていた。一方で、ブレイムリー氏自身については「他のおもしろいビジネスチャンスを探したり、家族との時間を作る」としている。
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