2020/11/27 15:20
2021年に開催される【第63回グラミー賞】のノミネーションが発表されたが、今年リリースしたアルバムやシングルが全米No.1を獲得し、大ヒットしたにもかかわらず、ザ・ウィークエンドが候補者リストから外れたことが波紋を呼んでいる。
ザ・ウィークエンドのニュー・アルバム『After Hours』(アフター・アワーズ)は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場首位を獲得し、1か月間その座を譲らなかった。また、収録曲「Blinding Lights」(ブラインディング・ライツ)も大ヒットを記録し、ソング・チャート“Hot 100”で4週間1位に君臨し続けた。
彼はTwitterで、「【グラミー賞】は腐敗したままだ」と不満をあらわにし、「お前らは俺と、俺のファンと、(音楽)業界に透明性を提示する義務がある」と投稿した。また、別のツイートで彼は、「何週間も協力しながらパフォーマンスのプランニングをしたのに招待もされないわけ?俺からしてみれば、ノミネートがゼロ=お前は招待されていないってことだけど!」と、授賞式でパフォーマンスを披露する予定だったことも暴露した。
この問題についてはレコーディング・アカデミーの責任者であるハーヴィー・メイソン・Jr.が米ビルボードの取材に応じたものの、はっきりとした理由は明らかにされなかった。キッド・カディ、チャーリー・プース、ティナーシェ、エイコンなど多くの著名人がザ・ウィークエンドの言い分を支持する中、同郷のビッグ・アーティストであるドレイクも参戦した。
ドレイクはインスタグラムに、「影響力の強い音楽とこれらの賞との間に生じているずれに対して、毎年ショックを受けてしまうことを、俺たちはやめるべきだと思う。かつては最も高い評価の現れだったものが、もう現在やこれからのアーティストにとっては無意味だってことをいい加減受け止めるべきだ」と綴り、「態度を改めてくれるかもって期待するけど、全然変わらない親戚みたいなもんだな」と続けている。
過去に4回【グラミー賞】を受賞しており、今年も2部門にノミネートされているドレイクが、レコーディング・アカデミーに苦言を呈するのは注目に値する。そんな彼はまた、「俺はこの間、ザ・ウィークエンドは年間最優秀アルバムか楽曲がかたいだろうって言ったし、ほかにも数え切れないほど妥当な推論を述べたけど、絶対にそうはならないんだよな。誰かが新しいことを始めるには今が良い時期だよ、時間をかけて築き上げてこれからの世代に伝えられるようなものを」と提案している。
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