2020/11/26
2020年11月25日に『グッド・モーニング・アメリカ』にリモート出演したテイラー・スウィフトが、Disney+で最近公開されたドキュメンタリー『Folklore: The Long Pond Sessions』の撮影秘話や、再レコーディングしている旧作の中で最も楽しめたものについて語った。
新型コロナウイルスのパンデミック中に、自宅で制作された最新アルバム『フォークロア』について彼女は、「ほかのどんなものとも異なる体験だったし、自分にとってこの1年が感情的にも精神的にもどうなっていたかと思うと、すごくそれを変えてくれたと思う」と話している。また、このアルバムをリモートで共同プロデュースしたザ・ナショナルのアーロン・デスナーとジャック・アントノフと、このドキュメンタリーのためにアルバム制作後初めて実際に顔を合わせて楽曲を演奏できたことが楽しかったと彼女は語っている。
テイラーは、「コラボレーターと創作できることの素晴らしさの一つは、楽曲をスタジオから出して、パフォーマンスができて、ファンとつながれることだったりする。当然ながら、今年はコンサートができないから、ちょっとやり方を変えていて、ジャックとアーロンとは“一つの部屋でこれらの楽曲を一緒にパフォーマンスできたらいいのに”とか、楽曲とのつながりをライブ感覚で感じられたらすてきだよねとか言っていたのね。ある意味ファンのためにコンサートをする手段を提供するということにもなるし」と、ドキュメンタリーの制作意図を説明している。
テイラーにとって初の長編映画監督作となったこのドキュメンタリーは、アーティストそれぞれが自主隔離期間を経たあとに集合し、スタジオに設置された6台のカメラと自由に動き回る自動運転式カメラを導入し、このアルバムをレコーディングしたり聴いたりした時の感覚を再現しようと試みた。
感染拡大が止まらない中、全米各地で長引く隔離期間についてテイラーは、「自分にとって大切なものにとてもはっきりとピントが合った。持っているものに感謝したり、健康に感謝したり、それを守ったり、自分や他人のために責任を持って生活するようにしたり」と述べ、「自分が沈まないようにするために必要だって分かっていたものが音楽で、それがあったことが本当にありがたかったし、(アルバムを)ファンがあれほど愛してくれたことや、私の想いを理解してくれたことも本当にありがたく思っている」と語っている。
また、再録中である過去作の中で最もワクワクしたものはどれかとの質問に対して彼女は、「自分の古い音楽の再録作業をとても楽しんでいるのだけれど、それに対しての答えは……もうレコーディングし終わっている中から選ぶなら“ラブ・ストーリー”が一番楽しかったかな」と述べ、最も古い楽曲は声が“ティーンエイジャーのよう”に聞こえるため、今は全く違うシンガーになった感覚になると説明している。「楽曲そのものを改善できるかもと思えるやつを、順を追って再録することを一番楽しめている」と彼女は語っている。
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