2020/11/12 16:00
セレーナ・ゴメスが、ペルー人の登山家で社会起業家であるシルヴィア・ヴァスケス=ラヴァード(Silvia Vásquez-Lavado)の半生を描いた伝記映画『In the Shadow of the Mountain』に主演することが明らかになった。まもなく出版されるヴァスケス=ラヴァードによる同名の自伝に基づいた作品だ。
ヴァスケス=ラヴァードは、初めてエベレストに登頂したペルー人女性であると同時に、同性愛者であることを公表している女性として初めて七大陸最高峰登頂を達成した人物でもある。
脚本と監督は、映画『リトル・バード 164マイルの恋』やTVシリーズ『Mayans M.C.』のエルジン・ジェームズが務める。製作は、スコット・バドニックが設立した“物語が持つ力を通じて世界にポジティブな変化をもたらす”ことを理念としている共同出資会社One Communityが担当するが、ヴァスケス=ラヴァードは児童虐待とネグレクトを乗り越えて登山から癒しや力を見いだした経緯があることから、同社による映画化の題材としては最適であると言える。虐待被害者である女性たちに、エベレストのベース・キャンプまでのトレッキングを経験してもらう取り組みなど、サバイバー界隈における彼女の業績は高い評価を得ている。
One Communityと共に製作を手掛ける、【アカデミー賞】受賞プロデューサーであるドナ・ジグリオッティは、「シルヴィアは自然児です。スコットと私はエルジンやセレーナと共にこの回復力、勇気、冒険、人間らしさの物語を語れることが非常に楽しみです」と述べ、バドニックも、「シルヴィアの驚くべき感動的な物語に、スクリーンで命を吹き込む作業に取り組めることを嬉しく思います」とコメントしている。
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