2020/11/10 17:10
2020年11月7日、BIMによる初のバンドセット公演【BIM in Billboard Live YOKOHAMA】が開催。その2ndステージは『LIVEWIRE』にて同時配信が行われた。
会場となったビルボードライブ横浜は、東京・大阪のビルボードライブに続き今年7月にニューオープン。本公演はBIMにとって初のビルボードライブ公演となった。同会場のシグネチャーである印象的な特製シャンデリアがリフトアップし、天井に吸い込まれていくと、バンドメンバーがオンステージ。BIM初のバンドセットは、DJ doooo、DJ ZAIの2人に加え、ギターに竹村郁哉(Yogee New Waves)、ベースにShingo Suzuki(Ovall)、ドラムスにKanno so(BREIMEN)、キーボードに村岡夏彦を迎えた豪華編成。6人の奏でるメロウなビートがフロアを満たすと、いよいよ客席の間を通ってBIMがステージに登場する。「調子どう?」の一言から、この日のオープナーは「Cushion」。DJのスクラッチ音と生バンドが紡ぎ出すクールなグルーヴに会場もゆったりと揺れた。
ビルボードライブという会場の雰囲気や、バンドの洗練された演奏、そして観客が歓声を極力押さえた特殊なシチュエーションも相まって、この日のライブは全体としてBIMのクールネスやメロウな側面が印象に残る一夜だった。そんな中でも、彼と由縁の深いゲストの登場にはひときわ大きな拍手が上がる。バンドと並んで熱量の高いMPCプレイで魅せたSTUTS、「数少ない友達の一人」としてBIM&2DJとフレッシュなギター&ヴォーカル・サウンドを響かせたCwondo(No Buses・近藤大彗)、「One Love」をはじめ強力なコラボ・トラックを立て続けに届けピースフルに会場を盛り上げたkzm、そして〈SUMMIT〉の盟友・PUNPEEという豪華なゲストが、この日ならではのスペシャル・セッションなどの趣向も凝らしつつ、ステージに華を添えた。
自身が一人でマイクを握る場面では、バンドとともに、あるいはDJの2人と、とショウの流れの中で編成を変えながら、最新作の『Boston Bag』や過去作の代表曲をたっぷりと届けたBIM。この日、彼は昼夜2回のステージをこなしており、様々なトライアルを全力投球で楽しみながら取り組んでいることが、随所から伝わってくるライブだった。公演の模様は『LIVEWIRE』にて、11月15日まで見逃し配信中。BIMの新境地を伝える特別なライブをまだ間に合ううちに、ぜひ視聴して欲しい。
Photo by Yohji Uchida
◎公演概要
【BIM in Billboard Live YOKOHAMA】
ビルボードライブ横浜
2020年11月7日(土)
1stステージ: Open 15:30 / Start 16:30
2ndステージ: Open 19:00 / Start 20:00
*2ndステージを「LIVEWIRE」にて配信中
見逃し配信:2020年11月15日(日)23:59まで
URL:https://livewire.jp/schedule/bim201107/
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