2020/09/01
スパイク・リー監督が、自身が監督した故マイケル・ジャクソンの1995年のプロテスト・ソング「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」のミュージック・ビデオを、2020年版にアップデートして公開した。「They Don't Care About Us (2020)」と題された新しいヴァージョンが公開された2020年8月29日は、マイケルが生きていれば62歳になっていた誕生日だった。
リーは、シングル発売当時に監督した、警察の蛮行に焦点を当てた“プリズン・ヴァージョン”と、ブラジルのストリートで撮影された“ブラジル・ヴァージョン”からのシーンに加え、2020年に米国で始まり世界各地に広がったBlack Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター/黒人の命は重要)運動の抗議活動の映像を織り交ぜた映像を作り上げた。
リーは声明で、「素晴らしいプロテスト・ソングは、古くなったり、陳腐になったり、(社会的な)意味がなくなることはない、何故ならば苦闘は継続しているからだ。だからこそ、“ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス”は、我々が生きるこの混沌としたパンデミックの世界のアンセムなのだ」と綴っている。
「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」は、マイケルの9thアルバム『ヒストリー パスト、プレズント・アンド・フューチャー ブック1』に収録されており、米ビルボード・ホット・R&B/ヒップホップ・ソング・チャートで10位、ソング・チャート“Hot 100”では30位を獲得した。
「They Don't Care About Us (2020)」は、リーが毎年マイケルの誕生日に合わせて開催している【Brooklyn Loves Michael Jackson】というブロック・パーティーと重ねて公開された。今年のパーティーは、新型コロナウイルス感染拡大の影響でヴァーチャル開催となった。
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