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2020/08/29

BTSの新曲MVが記録更新、2020年上半期に優勢だったジャンルとは、テイラー・スウィフト4週連続AL首位:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、BTSに関する話題から。BTSの新曲「Dynamite」のミュージック・ビデオが、2020年8月21日に公開されてから24時間で1億110万回以上視聴され、YouTubeの初日最高視聴数記録を更新した。全編英語のニュー・シングル「Dynamite」のリリースは、7月に予告されていたこともあり注目度が高く、現地時間の深夜0時にMVが公開された瞬間、300万人以上の視聴者がリアルタイムでアクセスした。最近のApple MusicとのインタビューでRMは新曲について、「これが“ダイナマイト”だよ、ポジティブなヴァイブス、エネルギー、希望、愛、純粋さ、全てから作られている」と述べ、ジミンは、「この曲のレコーディングはとても楽しくて、ジンが言ったように、僕たちは大変な時を過ごしているから、この曲ではより楽しもうとした」とコメントしている。

BTS、新曲「Dynamite」MVが公開から24時間の最高視聴記録更新

 8月30日に開催される【2020 MTVビデオ・ミュージック・アワード】(VMAs)まであと1週間を切ったタイミングで、2つの主要パフォーマンスがキャンセルになるようだ。【VMAs】の公式ページによると、以前に発表されたロディ・リッチとJ.バルヴィンがパフォーマーの一覧から消えている。そして、金曜日にロディ・リッチがインスタグラムのストーリーでパフォーマンスのキャンセルについて発表した。米エンターテインメント・ウィークリーによると「残念ながら、私は発表されたように今年の【VMAs】ではパフォーマンスを行いません」と彼は綴っている。最近、新型コロナウイルスから回復中であることを明かしたJ.バルヴィンは、パフォーマンスの中止についてまだ言及していない。また、【VMAs】のプレゼンターが発表され、ジェイデン・スミス/ビービー・レクサ/ベラ・ハディッドらが決定した。

【2020 MTV VMAs】ロディ・リッチ/J.バルヴィンのパフォーマンスがキャンセルに
【2020 MTV VMAs】ジェイデン・スミス/ビービー・レクサ/ベラ・ハディッドなどプレゼンターが決定

 2020年上半期に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100” TOP10入りしたヒット曲の傾向が発表された。Hit Songs Deconstructedが公表した分析レポートによると、第1四半期(Q1)と第2四半期(Q2)で、ジャンルが大きく入れ替わったことが一つの特徴だ。2020年Q1では、Hot 100 TOP10入りした全楽曲の57%がポップ・ソングだった(デュア・リパ、マルーン5、ハリー・スタイルズなど)。この期間中、ヒップホップは全体の37%にとどまった。2020年Q2では一転してヒップホップがTOP10曲の48%を占め、ポップは30%に減少した。この期間中に複数回TOP10入りしたラッパーは6ix9ine(シックスナイン)、ドレイク、リル・ベイビーなどが挙げられる。このような四半期ごとのジャンルの変動は、過去2年間の動きを踏襲している。2019年は年間でポップ(48%)がヒップホップ(30%)より多い結果となった。ドレイクがチャートを席巻した2018年は、逆にヒップホップ(61%)がポップ(21%)に大差をつけてリードした。

米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”の2020年上半期TOP10曲で優勢だったジャンルは?

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、カーディ・Bの「WAP feat.ミーガン・ジー・スタリオン」が2週目の首位を獲得した。先週、今年最大の週間ストリーミング(9,300万再生)を記録して1位に初登場した「WAP」は、前週から22%ほど減少したが、今週も7,220万再生と高視聴回数を打ち出し、ストリーミング・ソング・チャートでは2位にランクイン。週間36,000ダウンロードを記録して、デジタル・ソング・セールス・チャートでは2週連続の首位をキープした。その「WAP」には及ばず、初登場1位獲得を逃がしてしまったが、2位にはドレイクの新曲「ラフ・ナウ・クライ・レイターfeat.リル・ダーク」がデビューした。初週6,980万再生を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでは「WAP」から首位を略奪している。

【米ビルボード・ソング・チャート】カーディ・B&ミーガン・ジー・スタリオン首位キープ、ドレイク新曲は2位デビュー

 そしてアルバム・チャートでは、テイラー・スウィフトの『フォークロア』が4週目の首位をキープした。 前週から26%も減少したが、週間101,000ユニットを記録して初登場から4週連続の1位を守った『フォークロア』。意外ではあるが、テイラーのアルバムが初登場から4週以上首位を獲得したのは本作が初で、『レッド』(2012年11月10日~24日)、『1989』(2014年11月15日~29日)、『レピュテーション』(2017年12月2日~16日)はいずれも3週どまりだった。また、『フォークロア』 は、首位獲得と同時に週間ユニット数も4週連続で10万を突破する快挙を達成。R&B/ヒップホップを除くアルバムが初登場から4週連続で10万ユニットを突破したのは、自身の『レピュテーション』(2017年12月2日~23日)以来、約2年半ぶりとなる。その間、『アリー/ スター誕生』も通算4週10万ユニットを突破しているが、初登場からの連続記録ではない。

【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト4週連続首位、女性アーティストとしてはアデル以来約5年半ぶり

 

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