2020/08/15
今週の洋楽まとめニュースは、【2020 MTVビデオ・ミュージック・アワード】(VMAs)に関する話題から。現地時間2020年8月11日、【VMAs】のパフォーマンス・アーティスト第二弾として、ザ・ウィークエンド、ロディ・リッチ、マルーマ、CNCOの出演が発表された。そして後日、レディー・ガガもパフォーマンスを披露することが発表。米MTVによると、ガガは「チャートを制したアルバム“クロマティカ”に息を吹き込む」そうで、これが「彼女の最新作がTVで初披露されるワールド・プレミア・パフォーマンス」になるとのことだ。現地時間8月30日に開催される【VMAs】には、パフォーマーとしてBTS、ドージャ・キャット、J.バルヴィンの出演が先週発表されている。司会にキキ・パーマーを迎え、当初予定されていたブルックリンのバークレイズ・センターではなく、米NYの複数の屋外ステージで行われることになっている。
【2020 MTV VMAs】ザ・ウィークエンド/ロディ・リッチ/マルーマ/CNCOの出演決定
【2020 MTV VMAs】レディー・ガガのパフォーマンスが決定
ここ最近ファンの間で憶測が飛び交い、大きな話題となっていたBLACKPINKとのコラボレーションを、セレーナ・ゴメスが正式に発表した。8月11日、セレーナは「@BlackPinkOfficialと私の新曲が8月28日にリリースされることを発表できて、とても、とても興奮しています」と自身のインスタグラムに綴り、チョコが垂れるキュートなグラフィックに、両者の名前がデザインされた写真を投稿している。楽曲のタイトルは明らかになっていないが、現在Apple MusicやSpotifyでプリセーブすることが可能だ。この約1週間前、BLACKPINKの所属事務所YGエンターテインメントは、BLACKPINKとシークレット・ゲストによるコラボレーションを予告するティーザー写真を公開していた。
8月10日、iHeartMediaが有権者の意識改革イニシアチブ“Why I’m Voting”を発足させた。米ビルボード独占で発表された、この無党派の新たな取り組みは、有名アーティストたちが2020年に行われる選挙で“何故投票するのか”について個人的な理由を語るというもので、現時点でビリー・アイリッシュ、セレーナ・ゴメス、ジョン・レジェンド、イマジン・ドラゴンズのダン・レイノルズ、ダン+シェイ、フィニアス、サウィーティー、ミシェル・ウィリアムズ、DJキャレド、ディプロなどの参加アーティストが発表されている。また、iHeartMedia視聴者も、20秒のオーディオまたはビデオ・メッセージを録音して投稿することができる。このキャンペーンは米大統領選挙が行われる11月3日まで続く予定だ。
ビリー・アイリッシュ/セレーナ・ゴメス/ジョン・レジェンドなど、有権者の意識改革イニシアチブで“投票する理由”を語る
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ハリー・スタイルズの「ウォータメロン・シュガー」が自身初の首位を獲得した。先週の7位から1位にジャンプアップした「ウォータメロン・シュガー」は、前週から614%増加の63,000ダウンロードを記録して、デジタル・ソング・セールス・チャートでも9位から1位に上昇。ハリーにとってHot 100では初、セールス・チャートではソロ・デビュー曲「サイン・オブ・ザ・タイムズ」(2017年)以来3年ぶり、2曲目の首位獲得となった。セールスが急増したのは、7月30日に公式ウェブサイトで発売されたLPとカセットテープによる売り上げが加算されたためである。今週6位に初登場したのは、ビリー・アイリッシュの新曲「my future」。TOP10入りは、昨年8月にNo.1をマークした「bad guy」、最高8位を記録した「everything i wanted」に続く3曲目で、初登場の順位としては自己最高位となる。
【米ビルボード・ソング・チャート】ハリー・スタイルズ自身初No.1、ビリー・アイリッシュ6位に初登場
そしてアルバム・チャートでは、テイラー・スウィフトの『フォークロア』が2週目の首位をキープした。先週、2020年度最大の週間ユニット846,000を記録し、自身7作目のNo.1デビューを飾った『フォークロア』だが、2週目となる今週のユニット数は前週から84%も減少し、135,000まで落ち込んでいる。そのうち、アルバム・ストリーミング(SEA)が53%減の102,000、楽曲によるユニット数(TEA)は81%減の3,000、アルバム・セールスが95%減の30,000といずれも大幅に下降しているが、特にセールスの急落が目立つ。そして、約1年ぶりにTOP10復帰を果たしたのは、ビヨンセによるインスパイアード・アルバム『ライオン・キング:ザ・ギフト』。7月31日にディズニープラスで公開された『ブラック・イズ・キング』のリリース公開を受け、セールスやストリーミングが上昇した。
【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト首位キープ、ビヨンセTOP10返り咲き
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