2020/08/08
稲垣潤一が、2020年8月7日に配信ライブ【稲垣潤一 ミミツボノウタ ONLINE SHOW ~LIVE LOVERS~ from Billboard Live supported by CASIO】をビルボードライブ横浜で開催した。
稲垣は、5月にビルボードライブ大阪、6月にビルボードライブ横浜、そして7月にはビルボードライブ東京でライブを開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止または延期となっていた。そして、今回4か月ぶりとなるバンド編成での公演を開催。セットリストでは初期の曲から最近の曲まで、全15曲が披露された。
ドラムカウントから「夏が消えてゆく」でライブが幕を開けると、稲垣の透き通る歌声、エコーの効いた心地よいギターが鳴り響く。続けて演奏された「雨の朝と風の夜に」は、コーラスの渡部沙智子と織りなす甘く艶のある歌声に、誰もが魅了されたに違いない。
最初のMCでは「今日、楽しみにやって参りました」と意気込みを語り、「今日は懐かしい曲から昔の曲まで。一緒だろと」といったユニークな一面も。続けてダイハツのムーヴ キャンバスのテレビCMで聞き馴染みのある「夕焼けは、君のキャンバス」を披露した。そして、ステイホーム期間中のことについて振り返り、パソコンのメールや自身の音源の整理について、そして今ハマっていることや欲しいものなど、普段見ることができないプライベートな一面が紹介された。
その後、「バラードに、いきたいと思います」と一言添えると、稲垣は椅子に座り、1987年に発売された『Mind Note』収録の「エンドレス・ラブ」、1986年発売のベストアルバム『BALLAD SELECTION~P.S.抱きしめたい。~』に収録されている「P.S.抱きしめたい」などの初期の曲を立て続けに披露。視聴者からは「懐かしい」というコメントが、数多く寄せられた。そして、一転リズミカルなドラムと跳ねるピアノの「Memories」といったアップテンポなナンバーに。続けて大滝詠一のカバー楽曲「恋するカレン」では、切なく甘い歌詞と稲垣の伸びる声がマッチし、ドラマチックな展開が繰り広げられた。
メンバー紹介を終えると、懐かしさを感じさせる80年代後半のシンセが印象的な「She is a star」。思わず手拍子をしたくなるような臨場感だ。そして、歌詞にある「コレクトコール」のように、聴いた当時を思い出させるような「1969の片想い」では、「ノスタルジックな想いになったといった」コメントが溢れた。稲垣は「曲ってのいうのは色々思い出深いもので」「(自身の)アルバムを久々開いてみると、色々思い出がね、蘇ってくるわけです」と過去の曲を大切にしている思いが改めて語られた。そしてライブはいよいよ佳境へ。人生の応援歌「1、2、3」、「リワインド」でステージの温度は最高潮へと達した。
最後のMCでは「こうやって少しでも皆さんと寄り添えるようなことが、出来ればと思っております。次回は会場でお会いしたいと思っています。今日は本当にありがとうございました」と感謝を述べ、バラード曲「遅れてきたプロローグ」で配信ライブが締めくくられた。デビューから38年経っても衰えを感じさせない稲垣潤一。次回は、会場に足を運びたいとより感じさせられた一夜となった。なお、チケットはイープラスにて8月10日21:00まで販売中。購入者は8月10日23:59までアーカイブを視聴することができる。
Text by Tatsuya Tanami
Photo by Masanori Naruse
◎配信ライブ情報
【稲垣潤一 ミミツボノウタ ONLINE SHOW ~LIVE LOVERS~ from Billboard Live supported by CASIO】
日時:2020年8月7日(金)19:00~
配信会場:ビルボードライブ横浜
※視聴可能期間:2020年8月10日 (月・祝)23:59まで
<TICKET>
通常:¥3,000
サポート1000:¥4,000/サポート2000:¥5,000
チケット購入URL:https://eplus.jp/j-inagaki-st/
※販売期間:8月10日(月・祝)21:00まで
<Member>
Vo:稲垣潤一
Gt:渡辺格
Ba:岡沢茂
Key:塩入俊哉
Cho:渡部沙智子
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