2020/08/03
英音楽業界のアーティスト、マネージャー、プロデューサー、レコード・レーベルなどが結集し、人種差別に反対する共同声明を発表した。
2020年8月1日に公開された声明には、The 1975、ナイル・ホーラン、リトル・ミックス、ナイル・ロジャース、ルイス・キャパルディなどのアーティストのほかに、ユニバーサル・ミュージック、ワーナー・ミュージック、ソニー・ミュージックなどの主要レーベルや業界関係者が連名で、行動を呼びかけるハッシュタグ#NoSilenceInMusicをつけた書簡を公開した。
声明は、「分断と憎悪ではなく、愛と結束と友情が共通の大義名分でなければならず、これからもずっとそうであるという我々の決意を、音楽業界の代表として行動で示し、表明するためにこれを綴っています」と始まる。
そして、「ここ数か月、一連の出来事や事件を通じ、黒人やユダヤ人に対する人種差別者や、イスラム教徒/外国人/トランスジェンダーの人々に対する嫌悪を提唱する者が、我々全員が機能しなくなることを明らかに望んでいるということを繰り返し明示しています。たとえそれが米国で続く、警察による蛮行が浮き彫りにする組織的な人種差別や人種的不平等であろうが、ネット攻撃により広められるユダヤ人差別であろうが、結果は同じです:疑念、憎悪、そして分断です。お互いを攻撃し合うとき、我々は最悪の状態にあります」と続く。
声明はさらに、「あらゆる背景や宗教を持つ少数派が苦労し、苦しんできました。奴隷制度からホロコーストまで、我々はつらい集団的記憶を持っています。全ての人種差別は同じものに根差しています:無知、教育不足、そして責任転嫁です。我々英音楽業界は、声を拡大し、責任を持ち、発言し、連帯して団結するために誇りを持って結束します。沈黙は選択肢にはありません」と宣言している。
そして、「人種や宗教、セクシャリティー、ジェンダーにかかわらず、音楽は世界中で愛されています。音楽は喜びと希望を運び、我々を結び付けてくれます。音楽、教育、そして共感を通じて、我々はまとまることができます。将来の世代のためにも、今、教育し人種差別を根絶するために我々は団結します」と締めくくられている。
The UK music industry is uniting to educate and wipe out racism for future generations. Silence is not an option #NoSilenceInMusic pic.twitter.com/rvCbo8XOuu
— UK Music (@UK_Music) August 2, 2020
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