2020/08/03
ビヨンセが、昨年リリースされたアルバムのデラックス版『ライオン・キング:ザ・ギフト(デラックス・エディション)』をリリースした。
昨年リリースした、アルバム『ライオン・キング:ザ・ギフト』からセレクトされたビヨンセが歌唱する14曲に、今年6月に配信された「ブラック・パレード」、同曲の別バージョンである「ブラック・パレード(エクステンデッド・エディション)」、そして新たなリミックス曲「ファインド・ユア・ウェイ・バック(メロ-X・リミックス)」の3曲が追加されている。アルバムのリリースと同時に、シャッタ・ワレとメジャー・レイザーとコラボした楽曲「オールレディ」のMVも公開された。
同ミュージック・ビデオは、映画『ライオン・キング』でドナルド・グローヴァーが声優を務めた主人公のシンバのセリフから始まる。アフリカを彷彿とさせるトライバルな衣装や世界観と、モダンで前衛的案ファッションを融合させたビデオになっており、ビヨンセはダンサーにかこまれても引けを取らないキレのあるダンスを披露。
またディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」にて、ビヨンセが脚本・監督・製作総指揮を務めたビジュアル・アルバム『ブラック・イズ・キング』が世界同時プレミア配信された。映画『ライオン・キング』(2019年)のインスパイアード・アルバム『ライオン・キング:ザ・ギフト』がベースとなったこの長編映像作品には、アルバムに収録されている「オールレディ」、「ブラウン・スキン・ガール」、「ムード・フォー・エヴァ」そして「マイ・パワー」の4曲が挿入されている。
米ニューヨークから始まり、ロサンゼルス、南アフリカ、西アフリカ、英ロンドン、そしてベルギー等様々な場所で撮影され、多様性豊かなクリエイターたちによって製作された壮大な作品となっている。出演陣も各界から豪華ゲストたちが集結しており、アルバムにも参加していたファレル・ウィリアムスやジェイ・Zを始めに、スーパーモデルのナオミ・キャンベル、ビヨンセの母親=ティナ・ノウルズ・ローソン、アカデミー賞受賞俳優でもあるルピタ・ニョンゴ、デスティニーズ・チャイルドの元シンガーのケリー・ローランド等、錚々たる顔ぶれとなっている。配信直後のTwitterの世界トレンドでは「#BlackIsKing」が1位、「Beyoncé」が5位に入り、世界中で大きな注目を集めている。
黒人の歴史、体験を世界に届ける、まさに伝記と呼べる『ブラック・イズ・キング』は、これまでビヨンセが伝えてきたメッセージを反映させている。日本時間6月8日にYouTube上で開催されたオンライン卒業式「Dear Class of 2020」では約10分にわたって卒業祝いのスピーチを行い、黒人として、そして女性としてこれまでのキャリアで経験してきた苦労や困難を元に、これから人生の新たな旅に出かける若者に向けて激励の言葉を送った。
その後、ビヨンセの故郷でもあるアメリカ・テキサス州で奴隷が完全に解放されたことを記念し<ジューンティーンス>(JuneとNineteenthをつなげた造語)として祝われている6月19日には、シングル「ブラック・パレード」をリリース。「これからも、困難の中でも私たちが喜びを分かちあい、お互いを称え続けることを祈っています。私たちの美しさ、力、勢力を忘れないでください。」とメッセージを発表していた。
◎リリース情報
アルバム『ライオン・キング:ザ・ギフト(デラックス・エディション)』
2020/7/31 RELEASE
https://lnk.to/BeyonceLKTheGiftDLAW
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