2020/07/27
全世界のアルバム・セールスが約5,000万枚と、ポピュラー音楽史上においてマイケル・ジャクソンの『Thriller』(スリラー)に次ぐ歴代2位の売り上げを誇るAC/DCの1980年のアルバム『Back in Black』(バック・イン・ブラック)が、2020年7月25日に発売40周年を迎えた。
表題曲「Back in Black」を筆頭に、「You Shook Me All Night Long」(狂った夜)、「Hells Bells」(地獄の鐘の音)、「Rock and Roll Ain’t Noise Pollution」(ノイズ・ポルーション)といった代表曲、人気曲を多数収録した本作のミュージック・ビデオ6本が、発売40周年を記念し、本日24日より高画質アップグレード版で配信された。
前作『Highway to Hell』(地獄のハイウェイ)で地元オーストラリアのみならず世界中で人気に火が付いていた彼らが、英ロンドンのスタジオで本作のためのリハーサルを開始したその最中に、ヴォーカルのボン・スコット急逝という衝撃的な悲劇がバンドを襲った。当然のことながら制作作業は中断、ボンの葬儀の後は途方に暮れたという彼らだったが、生産的なセラピーの手段としてロンドンのスタジオに戻ることを故マルコム・ヤングが提案、ひたすら新曲を作り続けたという。そしてシンガー・オーディションを行ない、ジョーディーというバンドで一定の成功を収めていたブライアン・ジョンソンが加入するのである。
ボン・スコット追悼アルバムとなった『Back in Black』は爆発的に売れ、その後もミリオンセラー・アルバムを連発、多くのフォロワー・バンドを生み、今なおスタジアム・ツアーで世界中のファンを熱狂させる唯一無二のモンスター・バンドとしての地位を不動のものとした。そのサクセス・ストーリー最大の発火点となったのが、ここに収められた楽曲群だ。
なお、AC/DC公式動画サイトでは、初来日公演となった1981年の日本青年館ライヴより、当時日本のテレビ番組で放送された「What Do You Do for Money Honey」(危険なハニー)と「You Shook Me All Night Long」(狂った夜)の映像も当キャンペーンの一環として公開されている。
1981 Photo by Michael Putland / 2008 Photo by Guido Karp
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