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2020/07/21

ロジック、Twitchとの専属契約を発表

 2020年7月24日にリリースされるアルバムをもって引退すると発表したばかりのロジックが、ライブ配信プラットフォームTwitchと専属契約を交わしたことが明らかになった。

 ロジックは、この前例のない契約についてThe Vergeとのインタビューで認めており、取引額は7桁ドルに及ぶとされる。パートナーシップは7月21日から開始され、ロジックはラスト・アルバムとなる『No Pressure』を公式リリース前に同プラットフォームでプレミア公開する。今後は自身のチャンネルで、音楽やゲーム・コンテンツを毎週配信していく予定だ。

 Twitchはこれまで主にゲーミング・コミュニティーに焦点を合わせてきたが、DJやミュージシャンにも数年かけて働きかけてきた経緯があり、新型コロナウイルス感染拡大によりゲーム以外のコンテンツが急成長を遂げている。ソフトウェア開発企業StreamElementsと分析会社Arsenalの最近の報告によると、Twitchの音楽コンテンツは今年4月に1,700万時間視聴され、これは前年比で385%増の数字となっている。

  Twitchが発表したプレス・リリースでロジックは、「Twitchのコミュニティーには、ほかでは味わえない、素晴らしい集団エネルギーを提供してくれる。我々アーティストはこれを切望するものだけれど、特にここ数か月はなかなか出会うことが難しくなっていた。自分のTwitchチャンネルには、創作と同時にコラボレーションの場であってほしいと思っていて、自分たちが企画していることをTwitchコミュニティーは大いに楽しんでくれるはずだ。Twitchのチームと仕事ができること、そして自分の世界をファンにこのような方法で公開できることに興奮している」とコメントした。

 ロジックとのパートナーシップは、Twitchにとって音楽クリエイターとの初提携であり、何千人もの視聴者のためにゲーミング・セッションを生配信する人気ゲーマーBen “DrLupo” LupoやImane “Pokimane” Anysと同様の専属契約内容になるとみられる。Twitchではクリエイターに数種の収益化方法を提示しており、広告や定額制(サブスク)のほかに、一定の登録者数と配信時間を超えた段階で“affiliates”と認定された場合はサブスク収益をTwitchと半々に分配し、さらにその上の“partners”になると70%を受け取ることができる仕組みになっている。

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