2020/07/20 14:40
リンキン・パークの「イン・ジ・エンド」(2002年)のカヴァー・ヴァージョンが、トランプ米大統領の選挙キャンペーン動画に無断で使用されたとしてバンド側が抗議し、Twitter社が著作権侵害を理由にこの動画を削除した。
ホワイトハウスのソーシャル・メディア・ディレクターを務めるダン・スカヴィーノが投稿し、トランプ大統領がリツイートした動画には、Jung YouthとFleurieをフィーチャーしたTommee Profittによる「イン・ジ・エンド」のカヴァーが使用されていた。
ロイター通信によるとTwitter社は、リンキン・パークのMachine Shop Entertainmentよりデジタル・ミレニアム著作権法(DMCA)通告が出されたことを理由に2020年7月18日にトランプ陣営のツイートを削除した。
リンキン・パークはこの日、「これまでも今もリンキン・パークはトランプを支持しておらず、彼の組織に我々のいかなる楽曲の使用も許可していない。停止通告を出した」とツイートしていた。
また、カヴァーにフィーチャーされているJung Youthも、「今日、自分が関わったカヴァー曲を、トランプがツイートしたプロパガンダ動画で違法に利用していたことを知った。僕を知る誰もが知っていることだけれど、僕は偏見や人種差別に毅然と立ち向かっている。この動画が削除されるよう動いてくれたTwitterコミュニティーの全ての人にたくさんの愛を」と19日にツイートした。
2017年に死去したリンキン・パークの故チェスター・ベニントンも、生前トランプ大統領を声高に非難していた。自殺する約6か月前に彼は、「もう一度言う。トランプは米国にとってテロリズムよりも大きな脅威だ。我々は自分たちの声を取り戻し、信じるもののために闘わなければならない」とツイートしていた。
これまでも故トム・ペティ、ニール・ヤング、R.E.M.、リアーナ、ファレル、ガンズ・アンド・ローゼズ、スティーブン・タイラーなどさまざまなアーティストが、トランプ大統領に対し著作権侵害通告を出し、楽曲使用を拒んできた。
— Dan Scavino (@DanScavino) July 17, 2020
Linkin Park did not and does not endorse Trump, nor authorize his organization to use any of our music. A cease and desist has been issued.
— LINKIN PARK (@linkinpark) July 19, 2020
I repeat..... Trump is a greater threat to the USA than terrorism!! We have to take back our voices and stand for what we believe in
— Chester Bennington (@ChesterBe) January 30, 2017
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像



リンキン・パークのマイク・シノダ、Twitchでのファンとの交流から生まれた最新ALをリリース
リンキン・パークの歌詞を引用し、見知らぬ男性の自殺を思い留めさせた女性が話題に
リンキン・パーク、「Numb」のMVが10億再生突破 バンドにとって初の快挙
【アメリカン・ミュージック・アワード2020】開催日が決定
カニエ・ウエスト、大統領選挙出馬をまだ諦めず










