2012/12/12
2013年のロックの殿堂入りに選出されたハートだが、中心メンバーであるボーカルのアンとギターのナンシーのウィルソン姉妹は、驚きを隠せない様子だ。姉のアン・ウィルソンはビルボードのインタビューで、「正直なところ、本当に思いもよらなかった。だけどゾクゾクするわ。私たちはがむしゃらに働いて、時には誰にも知られず森で木が倒れるような思いもしたの。だから、今でも信じられないわ」と喜びを語っている。
ハートは、同じく殿堂入りしたラッシュやランディ・ニューマン、パブリック・エネミー、そして亡くなったドナ・サマーやアルバート・キングと共に、来年4月18日にロサンゼルスで開催される2013年度セレモニーに参加。その模様は後日、HBOから全米で放送される予定だ。なお、演奏者としてではなくプロデューサーのクインシー・ジョーンズとルー・アドラーにも授与される。
アン・ウィルソンはさらに、男性が独占していた70年代のロック界に自分達が風穴を開けたことが、殿堂入りした理由の1つであると知っており、「果敢に闘ったわ。男性ロッカーにはわからないけど、実にハードな闘いだった。私たちはドアを打ち壊したか、もしくは少なくともドアを少し開けたのよ」と話している。
ともあれ殿堂入りの発表は、ニュー・アルバム『ファナティック』をはじめ、ボックス・セット『ストレンジ・ユーフォリア』のリリース、さらにウィルソン姉妹による自叙伝『キッキング・アンド・ドリーミング』の発売など、ハートにとって多忙だった1年の終りを締めくくるかたちとなった。
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