2020/06/24
マイリー・サイラスがiHeart RadioとVarietyのポッドキャスト『The Big Ticket』に出演し、ここ6か月の間飲酒と薬物を断っていることを明かした。2019年11月に声帯の手術をしたことがきっかけで、「4週間も喋っちゃダメだったんだよ」と彼女は振り返っている。
手術が必要になったのは、12歳からスーパースターとしてハードスケジュールのツアーやファンとのミート&グリートを数多くこなし続けてきたことによる、声帯の使い過ぎが原因だった。また、普段からよく喋るタイプであることを本人も認めている。
完全にしらふに切り替えたのは手術がきっかけだったが、「ここ1年ほどしらふでいるように生活してきたことは、自分にとってすごく大事だった。すごく自分の技を磨きたかったから」と言う彼女は、両親や彼らのルーツについて深く考えてみたことも影響したと語っている。マイリーの親はカントリー・スターのビリー・レイ・サイラスと女優でマイリーのマネージャーでもあるティシュだが、二人とも大の大麻愛好家として知られる(米国では州によって合法)。マイリーは昔のインタビューで、「大麻を吸うやつは間抜けだ」と発言したこともあり、今もこの言葉を両親に送っているそうだ。
「ここ6か月はきっぱりしらふだった。最初は声帯の手術のことだけが理由だったんだけどね」と言う彼女は、「でも母について色々考えてたんだ。母は養子だったんだけれど、私も彼女が感じていた気持ちをいくつか受け継いでしまったみたい。見捨てられたらどうしようとか、自分は求められている、価値があるって証明したがることとか。父の親は彼が3歳の時に離婚しているから、父は自分で自分を育てたの。こうやって家系を紐解いていくと、依存症とか心の病の課題がたくさんあるのね。それらを確認しながら、“自分はどうしてこうなのだろう?”って問い続けていた。過去を理解すれば、現在と未来をもっと明確に理解することができる」と語っている。
しらふ生活について彼女は、「すごく難しいのは、私は若いから特になんだろうけれど、(酒/薬物をやらない人は)“つまらないよね”という烙印を押されがちじゃない?でも私の場合は、“ハニー、私のことをどう言おうがかまわないよ、だって自分が楽しい人だってことは分かってるし”って思う」と述べ、「最高なのは、100%で起きられること。常にね。もうろうとしながら起きたくないんだ。準備万端な気分で起きたいの」と語っている。
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