2020/06/12
現地時間2020年6月10日、米カリフォルニア州リバーサイド郡の公衆衛生担当官であるキャメロン・カイザー博士が、米カリフォルニア州インディオでの【コーチェラ・フェスティバル】と【ステージコーチ・ミュージック・フェスティバル】が、今年10月に実施されないと米ロサンゼルス・タイムズ紙に語った。
フェスティバルのプロモーターGoldenvoiceは、新型コロナウイルスの影響で、もともとの4月開催から10月に日程変更することを3月に発表していた。カイザー博士は、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサムの4つのステップからなる州の再開概要を今回の決定の理由に引用し、コロナウイルスの有効な治療方法が広く行き渡るまでは音楽フェスティバルの再開は許可されないと説明した。
「この秋に、新型コロナウイルスが悪化する兆候が高まっていることが心配です」とカイザー博士は米ロサンゼルス・タイムズ紙に述べ、「さらに、【コーチェラ】や【ステージコーチ】のようなイベントは、ニューサム知事が掲げるステージ4に属し、つまり開催するには治療薬やワクチンが必要となります。予想される状況と可能性をもとに、開催に向けて前進するには躊躇があります」と付け加えた。
今年の【コーチェラ・フェスティバル】は、トラヴィス・スコット、フランク・オーシャン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンをヘッドライナーに迎えて4月10日~12日と4月17日~19日に開催予定だったが、パンデミックにより10月9日~11日と10月16日~18日に、【ステージコーチ】は10月23日~25日に延期されていた。
現地時間6月11日にGoldenvoiceは【コーチェラ・フェスティバル】を2021年4月9日~11日と4月16日~18日に、【ステージコーチ】を4月23日~25日に開催する意向を発表した。1999年の初開催後、2001年までの1年間の休止を除いて毎年行われてきた【コーチェラ】だが、今年は2000年以降初の開催のない年となる。
今週月曜日には、新型コロナウイルスのよるライブイベント業界の低迷で、Goldenvoiceの親会社AEGが従業員の15%を解雇、複数の部門で100人以上の従業員の一時帰休、20%~50%の給与削減実施を発表している。
— Coachella (@coachella) June 11, 2020
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