2020/06/11
2020年5月に米ミネソタ州で、無抵抗の黒人男性ジョージ・フロイドが白人警察官に殺害された事件が発端となり、今や世界中に広がりを見せているBlack Lives Matter(BLM)運動に関連し、アリシア・キーズが自身のSNSで、今年3月に自宅で警察に殺害されたBreonna Taylor(ブリアナ・テイラー)という黒人女性の存在を周知している。
冒頭で、「あなたはブリアナ・テイラーに何が起きたか知っていますか?」とキーズが語りかける動画には、テイラーの母親のTamika Palmer(タミカ・パーマー)が登場し、娘のあまりにも理不尽な死について語っている。ケンタッキー州ルイビルで救急救命士として働いていたテイラーは、3月13日に突然無警告で破壊器具を使用し自宅に突入してきたルイビル警察(LMPD)の警官3名に撃たれ死亡した。当時警察は別の容疑者2名を捜索中だったが、2人ともテイラーの住所には住んでおらず、すでに別の場所で身柄を確保されていたことも分かっている。
パーマーは娘について、「彼らは22回も発砲し、その内8発が、私が知る限り最もエッセンシャルな(必要不可欠な)ワーカーの体に命中したのです」と語り、「今や町全体が怒り、全世界が怒っています。ブリアナは死ぬべきではありませんでした。娘がいなくて息ができないと感じる日があります。こんなことが他の家族に起きてほしくありません。私はブリアナ・テイラーの母親です、彼女の名前を言ってください」と思いを伝えている。
動画では次に、社会正義団体Until Freedomの共同設立者で、2017年の【ウィメンズ・マーチ】の準備を手伝ったTamika Mallory(タミカ・マロリー)が登場し、テイラーの事件について正義を求めるための具体的な行動を呼びかけている。ルイビル市長に電話をして警官3名の解雇を要求すること、ケンタッキー州司法長官に電話をして警官3名の起訴を要求すること、そして暫定署長に事件の捜査を完了させ、テイラーの弁護団と司法長官への情報公開を要求することが、手順として挙げられている。また、ルイビル市民に対しては、地元の市議会議員に連絡し“無警告捜査令状”の廃止を求めるよう呼びかけている。
動画の最後には、シーア、ジェイダ・ピンケット・スミス、ウィロー・スミス、ジャネール・モネイ、エレン・デジェネレス、ティナーシェ、クロイxハリーなど、多くの女性有名人も、「あなたはブリアナ・テイラーに何が起きたか知っていますか?」と尋ねている。
Call @louisvillemayor Greg Fischer at (502) 574-2003 or email at mayor.information@louisvilleky.gov and demand he fire the officers who murdered #BreonnaTaylor.
— Alicia Keys (@aliciakeys) June 10, 2020
Call interim Police Chief Robert Schroeder at (502) 574-7660 and demand he complete the investigation IMMEDIATELY and turn it over to the lawyers for #BreonnaTaylor and the attorney general.
— Alicia Keys (@aliciakeys) June 10, 2020
Louisville residents and EVERYONE CALL the members of council below and demand they vote to BAN No Knock Warrants! https://t.co/at6JNiH9xB#JusticeForBreonnaTaylor #SayHerName
— Alicia Keys (@aliciakeys) June 10, 2020
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