2020/06/03 13:40
ここ数週間、私たちが目撃してきた人種差別や警察による虐待は衝撃的でしたが、すでに健康と経済の危機という恐ろしい時期だったが故に、さらに過酷に感じられました。ですがこのような暴力は、最高の音楽の大部分が彼らのおかげである黒人コミュニティーにとってはあまりにもありふれたものなのです。
二人の若い音楽業界幹部であるJamila Thomas(ジャミラ・トーマス)とBrianna Agyemang(ブリアンナ・アギェマン)は、音楽系企業と消費者の両方が、黒人クリエイターたちの芸術と同じくらい彼らの命を重視できないのならば、通常業務を続けるべきではないと判断し、「ショーを中断しなければならない」と賢明に宣言しました。“Blackout Tuesday” (ブラックアウト・チューズデー)と命名された運動のウェブサイトで彼女たちは、(2020年)6月2日を“黒人コミュニティーを共同でサポートするためにどんな行動が必要なのか、誠実で、思慮深く、生産性のある会話を交わす日”として使うよう促しており、音楽業界がこれまで“黒人芸術から圧倒的に利益を得てきた”と指摘しつつ、“黒人の努力、苦闘、成功から恩恵を受ける大企業やそのパートナーたちを含む業界全体に責任を負わせる”意向であると述べている。
驚くことに、世界最大のレコード・レーベル数社が、これらの女性たちによる行動への呼びかけに速やかに応じ、通常業務を中止しました。弊社もー出版部から、同様に音楽に依存している映画とテレビ制作班までー連帯して参加します。本日米ビルボードでは、プラットフォームを使ってこの運動の使命を伝え、聞かれるべき声をアンプリファイ(増幅)します。個人的なメッセージや苦闘、ソリューションなどを米ビルボード・コミュニティーとシェアしたい方はbiz@billboard.comにメールを送ってください。共に、私たち全員を支えてくれる音楽の裏にある痛みと苦悩を認めるために時間を取りましょう。これらの役員たちが提唱した勇敢なイニシアチブが、同じことをするよう業界全体の同僚たちを鼓舞し、不公平と戦うために自分が持つ力を使う方法を見つけることを願っています。
連帯して
ハナ・カープ(Hannah Karp)、編集長
ディアナ・ブラウン、社長
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