昨年のグラミー賞でサード・アルバム『ザ・サバーブス』が最優秀アルバムに選ばれたアーケイド・ファイア。同ベストセラー・アルバムのリリースから2年が経ち、次のアルバムへの関心が高まっているなか、彼らはその中に含まれるであろう新曲を先日、カナダのモントリオールにあるブレイクグラス・スタジオで行なったシークレット・ギグで公開した。

　“Les Identiks”という偽名でライブを行なった彼らは、携帯電話／ビデオ／カメラの持込禁止を守った幸運な100人ほどのファンを前に、2人のエクストラ・パーカッション奏者を加えた7～8分におよぶ新曲で当日のセットをスタートさせたという。

　なお、ニュー・アルバムは来年後半まで待たなければならないようだ。ドラマーのジェレミー・ギャラがオタワのラジオ局で語ったところでは、現在4枚目のアルバムの制作にとりかかっているものの、デッドラインを意識していないという。「既に2、3か月は作業しているけど、いつまでに仕上げろというプレッシャーはレコード会社からもマネージメント会社からもなく、スケジュールもない。俺たちはただ黙々と作業するだけなんだ」と話している。

　さらに「約束はできないけど、来年中にはリリースするよ」と続けるジェレミー。「クリスマスの時期も作業を続ける予定で、来年春頃には終えられるだろう。その後の作業がどれだけかかるか分からないけど、おおよそで言うならば来年後半には間違いなくリリースできるだろう」としている。