2020/05/15
先日ドナルド・トランプ米大統領が、米政府のためにN95マスクを生産しているアリゾナ州の工場をマスクを着用せずに見学した際、ガンズ・アンド・ローゼズがカヴァーしたボンド映画のテーマ曲「死ぬのは奴らだ/Live and Let Die」が大音量でかかっていたことが物議を醸した。
フロントマンのアクセル・ローズは、数年前から一貫してアンチ・トランプの姿勢を崩しておらず、今回の楽曲のチョイスはバンドへの当て付けの意味もあったとみられているが、米国では新型コロナウイルス感染者が現時点で約140万人、死者が約85,000人と世界最多であることから、大統領の行為を不快で不適切であると指摘する声が多く上がった。
するとその1週間後、バンドが大統領を揶揄するチャリティーTシャツを発売した。“Live N' Let Die with COVID 45”と前面に大きくデザインされてあり、第45代大統領であるトランプ氏を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)になぞらえている強烈なメッセージだ。
ガンズは、25ドル(約2,700円)のTシャツの全収益を、米音楽コミュニティーを支援しているレコーディング・アカデミーのMusiCaresプログラムに寄付すると発表している。
アクセルはつい最近もTwitterでホワイトハウスのスティーブ・ムニューシン財務長官を“ケツの穴”と切り捨てた。ムニューシン財務長官はFox Businessに対し、パンデミックがらみのロックダウンは“人々がアメリカを探索する好機”とコメントしていた。
Live N' Let Die...https://t.co/RvvMnTyJxt pic.twitter.com/wdgzra3S5h
— Guns N' Roses (@gunsnroses) May 13, 2020
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像