2月に最新アルバム『The Main Thing』をリリースした米インディー・ロックバンド、リアル・エステートがAR（拡張現実）ツアー「Quarantour」を開始した。

　“quarantine（隔離）”と“tour（ツアー）”を合わせたと思わしき名称の「Quarantour」では、自宅でiPhoneまたはAndroid端末から『REALE STATE QUARANTOUR』サイトへアクセスすると、ライブに限りなく近いARライブ体験ができるもの（iPhoneではiOS 11以降のOSが必要）。
https://realestatequarantour.com

　AR体験の中では、曲間のMCやアンコールも楽しむことができ、自分で選んだ空間を3次元のライブ会場に変えることが可能。YouTubeではそのデモ映像を公開している。
https://smarturl.it/REQuarantourTrailer

　なお、リアル・エステートは「悲しいことに、僕らは今、みんな部屋の中に閉じこもっている。今まで以上に音楽が必要だと思ったんだ。この体験でみんなが家で、そしてどこにいても楽しく過ごせることを願うよ。」とコメント。

　また、「Quarantour」の制作に協力したテキサス州オースティンのクリエイティブエージェンシー、CALLENの創業者でCCOのクレイグ・アレンは、「誰も家から出られない状況でファンにライブ体験を提供する方法があるかどうかを考えた。決められた時間に全員がライブストリームに参加しなければならないのではなく、気が向いたときにいつでもどこでも利用できるオンデマンドの体験ができるとしたらどうだろうか？それがAR(拡張現実)だ。」と話している。


◎Quarantour Credits:
CALLEN
Founder, CCO: Craig Allen
Art Director: Matt Nall
Writer: Kyle Davis
Producer: Christian Colasuonno
Production Company: Unicorns & Unicorns
Head of Digital: Ralph Kuijpers
Art Director: Ceara Adamson
Technical Director: Sun Komen