2020/04/10
米ロサンゼルスで、新型コロナウイルス対策として発令されている外出禁止令の影響でドメスティック・バイオレンス(DV)が増加している問題に対処するため、リアーナの非営利団体クララ・ライオネル基金(CLF)が、TwitterとSquareのジャック・ドーシーCEOと協力し、420万ドル(約4億5,000万円)の補助金を共同で提供すると発表された。
2020年4月9日に公開されたプレス・リリースによると、外出禁止令が米LAに発令されてから、毎週約90人がDVシェルターへの入所を断られているとロサンゼルス住宅当局が断定している。1日あたり125ドル(約14,000円)で計算すると、補助金を活用することによりDV被害者90人に避難場所、食事、カウンセリングを10週間提供することが可能になり、その後も追加で90人分を10週賄うことができる。
ドーシーは数日前にも自身が保有するSquareの株10億ドル(約1,080億円)分をCOVID-19救援活動、女子の健康や教育、そしてユニバーサル・ベーシック・インカムのパイロット・プログラムに向けて寄付すると発表したばかりだ。また、CLFもジェイ・Zのショーン・カーター基金と共同で200万ドル(約2億2,000万円)を、ニューヨークシティとLAのCOVID-19対策費として助成すると発表している。
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