2020/04/02
米カントリー音楽界の大御所アーティストであるドリー・パートンが、カントリー・ミュージックの聖地として知られる米テネシー州ナッシュビルのヴァンダービルト大学メディカル・センター(VUMC)に研究費として100万ドル(約1億円)を寄付したことが明らかになった。
全米屈指の医療機関である同病院では、新型コロナウイルスの治療法の発見に向けた研究が進められている。パートンは2020年4月1日、「私の昔からの友人であるNaji Abumrad博士は長年ヴァンダービルトでの研究に携わっており、(新型)コロナウイルスの治療法を見つけるための研究にエキサイティングな進展があったと知らせてくれた。その研究に貢献するため、そして余裕がある人々にも寄付するよう促すため、私はヴァンダービルトに100万ドルを寄付します」と自身のTwitterで発表した。
米国で国民的人気を誇るパートンは、金銭的な貢献以外にも、ファンが気落ちしないよう“keep the faith”(しっかりね)とインスタグラムを通じて明るく語りかけたり、新型コロナの影響で外出できない人々のためにベッドタイム・ストーリーを読み聞かせる動画シリーズ『Goodnight With Dolly』を開始するなど、積極的に活動を続けている。
また、最近多くのカントリー・アーティストたちが力を結集し、日夜COVID-19のパンデミックと戦うVUMCの医療スタッフを称賛し、感謝を伝えることを目的としたGratitunesキャンペーンを発足させた。音楽の力でストレスや不安を和らげ、元気になってもらえるようなユーザー作成型のプレイリストが病院に提供されるほか、ウェブサイトで寄付を募っている。
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