2020/04/02
4月2日は現在も音楽シーンに絶大な影響を与え続けるシンガー、マーヴィン・ゲイの81回目の誕生日。
マーヴィン・ゲイは1939年4月2日、アメリカ・ワシントンD.C.生まれ。デトロイトの名門レーベル<モータウン>の社長ベリー・ゴーディ・ジュニアにその才能を見いだされたマーヴィンは、1961年にシンガーとしてデビューし、同レーベルの顔として活躍した。マーヴィン・ゲイにとって最初の全米ビルボードNo.1ソングは、1968年発表の「悲しいうわさ(I Heard It Through the Grapevine)」。以降、「レッツ・ゲット・イット・オン」(1973年)、「黒い夜」(1977年)の計3曲で全米ビルボードNo.1獲得しているほか、多数のヒット・ナンバーを輩出しており、代表曲のひとつ「ホワッツ・ゴーイン・オン」は全米ビルボード2位、「マーシー・マーシー・ミー」は4位、これらはいずれもR&Bチャート首位を記録している。
70年代後半には低迷期を迎えたが、82年に<コロンビア>からリリースした「セクシャル・ヒーリング」が全米ビルボード3位(R&Bチャート1位)を記録し、シーンにカムバック。しかし、復活を果たした矢先の1984年4月1日、父親が発砲した2発の銃弾に倒れ、44歳という若さで帰らぬ人に。この悲劇が起きたのは、マーヴィン・ゲイにとって45回目の誕生日前日のことだった。
生誕80周年のアニバーサリー・イヤーとなった昨年は、名盤 『ホワッツ・ゴーイン・オン』(1971年)のリリース翌年に行われたライブ・レコーディングの最新リミックス盤『ホワッツ・ゴーイン・オン・ライヴ』や、『ホワッツ・ゴーイン・オン』の次回作として制作されるもお蔵入りとなった未発表作品『ユーアー・ザ・マン』がリリースされ話題に。また名曲「ホワッツ・ゴーイン・オン」のミュージックビデオも初めて制作&公開されるなど、色褪せることない歌声とともに音楽シーンに存在感を放ち続けている。
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