2020/03/18
2017年5月にアリアナ・グランデの英マンチェスター公演で発生した、自爆テロの実行犯サルマン・アベディの弟が、攻撃を共謀した罪で有罪評決を受けた。
2020年3月17日に英ロンドン中央刑事裁判所の陪審団は、リビア系英国人のハシェム・アベディ容疑者(22歳)に対し、実行犯の兄が作製した自家製爆弾により死亡した22名分の殺人のほか、負傷者に対する殺人未遂と爆弾テロの共謀の訴因それぞれ1件について有罪の評決を下した。陪審長が全員一致の有罪評決を発表した瞬間、傍聴していた犠牲者の遺族からはすすり泣く声が漏れた。
実行犯のサルマン・アベディは、2017年5月22日に開催されたアリアナのコンサート終了後、マンチェスター・アリーナのロビーでリュックサックに入れた自家製爆弾を爆発させて死亡した。この事件で22名が死亡、260名以上が負傷した。
弟のハシェムは起訴内容を否認していたが、彼が爆弾用のパーツや薬品の購入を手助けしたり、部品を収納するための車を購入していたことなどを検察側が証拠として提示していた。
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