2020/03/14
鬼才ジム・ジャームッシュ監督の3年ぶりの最新作でビル・マーレイとアダム・ドライバーがW主演するゾンビ・コメディー映画『デッド・ドント・ダイ』が2020年4月3日より全国公開される。
バス運転手の何気ない日常を切り取った大ヒット映画『パターソン』(2016)よりも前から構想を温めていたという監督の最新作には、名優ビル・マーレイやアダム・ドライバーのほかに、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツといった監督作品の常連組が出演している。
本作で初めてジャームッシュ監督作品に出演したセレーナ・ゴメスは、自動車旅行の途中で訪れた田舎町でゾンビ騒動に巻き込まれてしまう都会っ子のゾーイを演じる。本作にセレーナが出演するきっかけは、意外にもジャームッシュ監督がセレーナのファンだったから。監督はセレーナのヒット曲「バッド・ライアー」を「間違いなく見事で、草分け的なポップミュージック」と絶賛し、彼の愛娘もセレーナのことを応援しているそう。ジャームッシュ監督はゾーイについて「偶然センターヴィルにたどり着く、若くてきれいな旅行者をイメージしていた」と明かしている。
解禁された本編映像は、ゾーイとその旅行仲間らが、ホラーオタクのボビー(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)が営む雑貨店へガソリンの補給と買い出しに訪れた一幕が切り取られている。スタージル・シンプソンがジャームッシュ監督から直々に依頼を受けて書いた「デッド・ドント・ダイ」が映画のテーマソングとして全編に流れるが、雑貨店でそのCDが12ドルで売られており、何気なくそのCDを手に取るゾーイは「大好きよ」と絶賛している。米国では劇中と同じジャケット写真で実際に「デッド・ドント・ダイ」がCD発売されている。
◎公開情報
『デッド・ドント・ダイ』
2020年4月3日(金)より、全国公開
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・グローヴァー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、イギー・ポップ、セレーナ・ゴメス、トム・ウェイツほか
配給:ロングライド
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