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2020/03/22

天才を演じさせたら右に出る者はいない ベネディクト・カンバーバッチが演じる天才3選

 ベネディクト・カンバーバッチが世紀の発明王トーマス・エジソン役に挑戦した映画『エジソンズ・ゲーム』が2020年4月3日より公開される。

 ベネディクト・カンバーバッチと言えば、日本でも話題となった英TVドラマ『SHERLOCK』のシャーロック・ホームズ役で一躍大ブレイクを果たし、以降、実在の天才を度々演じてきた。天才を演じさせたらこの人の右に出る者はいない、彼の怪演が見ものの映画3作品をご紹介しよう。

★天才科学者トーマス・エジソン『エジソンズ・ゲーム』(2019)
頭脳でトップに立つエジソンと、戦略で支配を広げるカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスの壮絶な“電流戦争”を描く。当初、ワインスタイン騒動により公開延期を余儀なくされていたが、そこからの復活劇に一役買って出たのは、巨匠マーティン・スコセッシ監督。アルフォンソ・ゴメス=レホン監督の師匠で本作の製作総指揮であるスコセッシ監督は、製作陣による再編集を支援した。傲慢な天才発明家エジソンをベネディクト・カンバーバッチが演じ、対するライバルのウェスティングハウスをマイケル・シャノン、2人の対決の鍵を握る若き天才科学者テスラをニコラス・ホルト、エジソンを支える助手インサルをトム・ホランドが演じている。

★天才数学者アラン・チューリング『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)
第二次世界大戦時に、解読不可能と絶望視されていたドイツ軍の暗号“エニグマ”に、恐るべき回転速度を誇る頭脳で挑んだ数学者チューリングを演じたカンバーバッチは、本作で【第87回アカデミー賞】の<主演男優賞>にノミネートされた。戦争終結とコンピューター発明に貢献した人物でありながら、その生涯は重大機密として英国政府に隠され続けてきたチューリングの秘密と数奇な人生が、50年以上の時を経て明かされる。

★天才物理学者スティーヴン・ホーキング『ベネディクト・カンバーバッチ ホーキング』(2004)
1963年イギリス、ケンブリッジ大学院で宇宙の研究に没頭するスティーヴンは脳の命令が筋肉に伝わらないALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症。身体の筋肉は次第に衰弱し、余命2年と宣告されるスティーヴンは、絶望的な病魔と闘い続けながら愛を信じ、その恐怖を打ち消すかのように研究に没頭する。ホーキング博士の若き日を見事に演じ切り、高評価を獲得したカンバーバッチの出世作と呼べる。宇宙を求めた研究者の実話に涙することだろう。


◎公開情報
『エジソンズ・ゲーム』
2020年4月3日(金)より、全国公開
監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マイケル・シャノン、トム・ホランド、ニコラス・ホルトほか
配給:KADOKAWA
(C)2019 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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