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2020/03/11

ビリー・アイリッシュ、「bad guy」が2019年に世界で最も売れたシングルに

 今年の【グラミー賞】で、<最優秀レコード賞>と<最優秀楽曲賞>を受賞したビリー・アイリッシュの「bad guy」が、IFPI(国際レコード・ビデオ製作者連盟)が発表した、2019年のグローバル・デジタル・シングル・チャートで1位を獲得し、昨年世界で最も売れたデジタル・シングルとなった。

 このグローバル・デジタル・シングル・チャートは、世界規模で集計されたオーディオ&ビデオ・ストリーミングとダウンロードを、各国のレコード業界を代表する団体であるIFPIが総合したものとなっている。

 グローバル・トラック相当1,950万を獲得した「bad guy」は、リル・ナズ・Xの「Old Town Road」のトラック相当1,840万を大きく上回り、2019年の年間No.1となった。なお、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”史上最長となる19週にわたり首位をキープした「Old Town Road」は、その後「bad guy」によって首位を奪われている。

 昨年3月にリリースされたビリーのデビュー・アルバム『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』に収録されている、兄のフィニアスとともに制作されたこのエッジーなポップ・ナンバーは、“Hot 100”を含む15か国以上で1位に輝き、Spotifyにおいて昨年世界で最もストリーミングされた楽曲2位、また人気音楽検索アプリShazamで、昨年最も検索された楽曲となった。

 2018年に、ヤング・サグとタッグを組んだ「Havana」がグローバル・トップ・シングル1位に選ばれたカミラ・カベロは、ショーン・メンデスとのコラボ「Señorita」で、2019年は3位をマークしている。今回のTOP10には、2組の比較的新しいアーティストがランクインしている。トーンズ・アンド・アイの「Dance Monkey」は6位、そしてルイス・キャパルディの「Someone You Loved」は、ホールジーの「Without Me」を僅差で下し、9位につけている。

 なお、先日発表された【IFPI グローバル・レコーディング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀アーティスト)2019】に選ばれたテイラー ・スウィフトは、惜しくもTOP10入りを逃している。2019年のグローバル・アルバム・チャートは、現地時間3月24日に発表されるIFPIのグローバル・ミュージック・レポートにて明らかになる。


◎2019年 IFPIグローバル・デジタル・シングル・チャート TOP10
1位 「bad guy」ビリー・アイリッシュ(トラック相当1,950万)
2位 「Old Town Road」リル・ナズ・X(1,840万)
3位 「Señorita」ショーン・メンデス&カミラ・カベロ(1,610万)
4位 「Sunflower」ポスト・マローン&スウェイ・リー(1,340万)
5位 「7 rings」アリアナ・グランデ(1,330万)
6位 「Dance Monkey」トーンズ・アンド・アイ(1,140万)
7位 「I Don't Care」エド・シーラン&ジャスティン・ビーバー(1,030万)
8位 「Shallow」レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー(1,020万)
9位 「Someone You Loved」ルイス・キャパルディ(910万)
10位 「Without Me」ホールジー(910万)

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