2020/03/10
ディズニー・アニメーションの傑作を空前のスケールで実写映画化した『ムーラン』の公開を前に、現地時間3月9日に米ロサンゼルスでワールドプレミアが開催され、ムーラン役を務めたリウ・イーフェイ、ジェット・リー、ドニー・イェン、ニキ・カーロ監督らが登場した。
会場となったエル・キャピタンシアターには、ムーランを象徴する鮮やかな紅色のカーペットが敷き詰められ、正面入り口には、劇中の世界観満載の黄金に輝くゲートが設置された。厳かな雰囲気が辺り一帯を包み込むなか、レッドカーペット上に、リウ・イーフェイやニキ・カーロ監督、ジェット・リー、ドニー・イェンなど豪華キャストやスタッフが姿をみせると、大歓声が巻き起こった。
ムーランが男性と偽って入った軍を束ねるタン司令官役のドニー・イェンは「こんな作品をずっと待ち望んでいたんだ。とても楽しく撮影できたよ! ディズニーのヒロインの中で、僕が最も気に入っているキャラクターがムーランだ。是非注目してほしいね」と、公開を待つ世界中のファンへ向けてメッセージを送った。
カーロ監督は、遂に迎えた本作のお披露目について、「最高の気分よ! この仕事が始まってからほぼ3年の間、ずっとこの物語の中で生きてきたの。今日のワールドプレミアでやっと観客にこの映画をお届けできることが本当に最高だと思うわ」と喜びを表現。ムーランについて「忠誠心、勇気、家族に対する深い愛情、そして知性、激しい情熱、力強さのすべてが彼女の魅力なの」と口火を切ると、「ムーランは特に女性でありながら、父親の代わりとして戦士となる勇敢な姿がとても素晴らしいと思っているわ」と、これまでのディズニーヒロインとは異なるムーランの魅力について熱く語った。
ゴールドの刺繍が施された煌びやかなドレスで登場したリウ・イーフェイは、ムーランを演じていた時の引き締まった表情とは打って変わって、穏やかな笑みを浮かべ、「コンニチハ、皆さん、イーフェイです」と日本語で挨拶。「とても幸せな気分よ。スタッフやキャスト、古い友人とも再会できて、この喜びを分かち合っているの。この日を迎えることができて本当に最高だわ」と、喜びが湧きあがる心境を語り、会場に駆け付けたファンとの交流を楽しむ姿も見せた。
会場には本作のエンドソングを担当するクリスティーナ・アギレラも登場。会場中の視線を釘付けにする鮮やかなピンクとレッドの衣装でメディアやファンの前に姿をみせると、会場を大いに盛り上げ、ディズニーの新たなヒロインの誕生に華を添えた。感動のドラマとスペクタクルなアクションシーンで描く『ムーラン』は2020年5月22日より全国公開。
◎公開情報
『ムーラン』
2020年5月22日(金)より、全国公開
監督:ニキ・カーロ
出演:リウ・イーフェイ、コン・リー、ジェット・リー、ドニー・イェンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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